新幹線こだま号の車窓・富士山を望み静岡の県都へ【さよなら静岡鉄道1000形①】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。



(JR東海道新幹線 新富士駅付近)



東京から静岡へ
東京(とうきょう)駅午前6時30分発 → 静岡(しずおか)駅7時47分着
(JR東海道新幹線 特急こだま701号 名古屋行き)

東京都内

新幹線は、多摩川を渡り神奈川県へ。

向こうは中原街道の丸子橋、奥には東急東横線の橋梁もある。

新横浜駅(神奈川県)付近。早朝の月と富士山。

神奈川県藤沢市北部。向こうには丹沢山地。

相模川を渡ると、車窓右側には丹沢山地の大山(おおやま)がそびえ立つ。

この日は冬型の気圧配置で、快晴

大山詣りで有名な大山。別名・雨降山という。山の中腹まではケーブルカー(大山観光電鉄)で登れる。


冬晴れの富士山

丹沢山地と富士山と相模平野



カラフルな湘南日向岡住宅街(神奈川県平塚市)

富士山と箱根連山


標高1500m級の山々が連なる丹沢山地(小田原駅付近から望む)

丹沢山地の右端は大山

箱根連山(小田原駅付近)

三島駅(静岡県)付近。山腹には宝永火口。


三島駅


富士山の手前にある愛鷹山。少しの間、富士山は

愛鷹山に隠れる。


愛鷹山から再び富士山が顔を出す。

ダイナミックな富士山





新富士駅(静岡県)付近


富士市は富士山の伏流水が豊富なため、昔から製紙業が盛ん。

製紙工場が並ぶ。かつて紙製品は岳南鉄道(現・岳南電車)の貨物列車で運んでいたが、現在はトラック輸送に。


富士山腹から山頂にかけては、強風で雪煙が上がる。



富士川を渡る。




静岡(しずおか)駅、午前7時47分着






JRの静岡駅から、静岡鉄道の新静岡駅へ。
静岡駅から新静岡駅までは、距離550m、徒歩10分程。

レトロな復刻塗色の、しずてつジャストラインの路線バスが通り過ぎる。


静岡鉄道グループは、2019年(令和元年)に創立100周年、バス事業90周年を記念して、復刻カラー車両を導入


この「しずてつジャストライン」の路線バスの塗装は、昭和20〜40年代のもので、クリーム色とダークグリーンの間に白い帯の近距離バスをイメージ





静岡鉄道・新静岡駅

駅は商業施設を併設


改札口

2面3線頭端式の静岡鉄道・静岡清水線の新静岡駅


静岡鉄道の現在の主力A3000形電車

静岡鉄道は、静岡清水線(新静岡〜新清水間11.0kmの電化路線)の他、索道として日本平ロープウェイを運行する。
《路線図︰Wikipediaより》


過去には、静岡市内線(静岡駅前〜新静岡〜安西間2.0kmの電化路線)、清水市内線(港橋〜新清水〜横砂間4.6kmの電化路線)、駿遠線(大手〜新藤枝〜新袋井間64.6kmの非電化路線)、秋葉線(新袋井〜遠州森町間12.1km、可睡口〜可睡間1.1kmの電化路線)を有していた。





A3000形電車は、1000形置換え用に製造された車両で、2016年(平成28年)3月から営業運転開始











午前8時12分、新清水駅発の列車が、新静岡駅到着


やって来たのは、静岡鉄道1000形電車最後の一編成(1008編成)


1000形最後の1編成1008編成は、2024年(令和6年)6月30日(日)引退予定

訪れた日は、ちょうど1000形の運転日


すでに静岡鉄道から引退した1000形車両は、1009編成が熊本電気鉄道(菊池線)に、1010編成がえちぜん鉄道(勝山永平寺線)に譲渡された。

朝のラッシュ

静岡鉄道・静岡清水線は高頻度運転を行っており、ラッシュ時は6〜8分毎の運転




静岡鉄道・静岡清水線の全列車は、2両編成ワンマン運転





1973年(昭和48年)から静岡鉄道に導入された1000形ステンレス車両。最後まで残った一編成がラストランの時まで走る。

1000形の運用は決まっておらず、走る日と走らない日がある。(静岡鉄道公式ホームページに運用掲載)

東急車輛製造で製作されたステンレス車両



車内には「おれんじ賞」受賞の記念プロート。
「おれんじ賞」は、かつて一定の期間、静岡県内の鉄道車両に対して贈られた「鉄道友の会静岡支部」独自の賞


運転室














運転台





★動画↓


※2024年(令和6年)2月下旬

(次回へ続く)