法華口駅・桜咲く木造駅舎(北条鉄道)【近畿の国鉄型列車の旅⑨ 最終回】 | 湘南軽便鉄道のブログ

湘南軽便鉄道のブログ

「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き)

(北条鉄道 法華口駅)






北条鉄道 北条線 キハ40


粟生(あお)駅10時06分発 北条町行きワンマン単行


JR加古川線、神戸電鉄粟生線などが発着する粟生駅の一番外れの片隅に、北条鉄道乗り場はある。ホームは嵩上げされておらず、隣接するJR加古川線ホームより一段低い。

北条鉄道キハ40形気動車(右)と、JR加古川線103系電車(左奥)。どちらも旧 国鉄が製造した古い車両。


ステップの付いたキハ40の乗降口

ドア上の路線案内は、北条鉄道にやってくる前の、JR東日本秋田地区時代のものがそのまま残る。

ドア開閉ボタン







北条鉄道 法華口駅

法華口(ほっけぐち)駅に10時16分着、ここで下車。






北条町駅に向け走り去っていくキハ40




北条町駅に向け去る。





駅名の由来は、駅から約5km離れた「法華山一乗寺」。
新たに建設した2面2線相対式ホームは列車交換設備がある。列車は右側通行。




国鉄時代に列車交換設備が廃止されてから、しばらく1面1線単式ホームだったが、列車増発のため、2020年(令和2年)に列車交換設備を復活させた。
かつて列車交換設備があった場所ではなく、従来のホームを使用停止にし、北条町駅方の隣接地に、新たに列車交換できるホームを建設。
また、列車交換設備復活に伴い、全国初となる票券指令閉塞式を導入。




旧プラットホーム







法華口旧駅舎

古い木造駅舎は1915年(大正4年)の開業当時に建設されたもの。

駅本屋、便所、旧プラットホームは国登録有形文化財


現在は使用されていない旧ホームに建つ木造駅舎には、2012年(平成24年)11月に駅舎パン工房「モン・ファボリ」が開店。


木造駅舎内をカフェスペースとして開放

















古い駅名標が現存


かつて相対式ホームだった名残り。国鉄時代にこの相対式ホームの片側は廃止された。

旧ホーム上の桜が満開



便所は汲み取り式だったが、現在は水洗化




旧ホームの桜が満開になる季節には、多くの花見客が列車や車で訪れる。










長閑な春の駅






法華口駅→粟生
法華口駅・現ホーム

キハ40、粟生行きが入線













法華口(ほっけぐち)駅10時52分発、粟生行きに乗車 








田原(たはら)駅



網引(あびき)駅


JR加古川線と合流




終点・粟生(あお)駅、11時02分着
到着したキハ40は、折返し11時09分発の北条町行きへ。


北条鉄道粟生駅にも、小湊鐵道のキハ40ポスター



粟生駅の駅舎側には、
頭端式の神戸電鉄粟生線粟生駅

神戸電鉄粟生線(鈴蘭台⇔粟生間)は、利用者減により存廃問題が持ち上がっている。
新開地行きの神戸電鉄の古い1100形電車が停車中。



JR加古川線 加古川行きに乗車
粟生(あお)駅11時07分発
103系の2両編成のため、日中でも混雑が酷い。



終点・加古川(かこがわ)駅11時31分着



近畿の国鉄型列車の旅  終わり

(終わり)