のと鉄道 ローカル列車の旅(七尾→穴水)【終焉近い北陸最後の国鉄型電車の牙城③】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き)

(のと鉄道 @能登中島駅)



★過去記事↓↓↓↓↓ 

北陸地方の国鉄型電車最後の牙城・JR西日本七尾線に残る413系と415系800番台。そして日本最後の国鉄急行型電車455形。
2020年(令和2年)10月3日(土)ダイヤ改正から新型521系へ置換えを開始。2021年(令和3年)春までに全車521系に置換えを完了する。
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七尾駅から、のと鉄道へ。
JR七尾線から、第三セクター・のと鉄道に乗換え。 
のと鉄道は、JR西日本の能登線(穴水〜蛸島間61.0km、第一種鉄道事業)と、JR七尾線津幡〜和倉温泉間電化に際して非電化のまま残された区間を含む七尾〜穴水〜輪島間53.5km(第二種鉄道事業、穴水〜輪島間は「輪島線」とも呼ばれた。)を移管した路線。 
このうち、七尾線穴水〜輪島間20.4kmは2001年(平成13年)4月1日廃止、能登線穴水〜蛸島間61.0kmは2005年(平成17年)4月1日廃止。

現在ののと鉄道は、残る七尾〜穴水間33.1km(七尾線)を運行。線路等の施設は全線JR西日本が保有し、のと鉄道が列車を走らせる。 

また、のと鉄道の七尾〜和倉温泉間はJR七尾線との共有区間であり、JR西日本は特急「サンダーバード」「能登かがり火」「花嫁のれん」を運行し、のと鉄道は普通列車を運行している。

すなわち七尾〜和倉温泉間5.1kmは、JR西日本が第一種鉄道事業者、のと鉄道が第二種鉄道事業者であり、和倉温泉〜穴水間28.0kmは、のと鉄道が第二種鉄道事業者、JR西日本が第三種鉄道事業者となっている。




七尾→穴水(普通列車)
七尾(ななお)駅13時12分発、穴水行き普通列車に乗車

七尾駅〜和倉温泉間駅は、JR西日本と、のと鉄道の共用区間。JR西日本が路線の所有と特急列車の運行を行い、のと鉄道が普通列車の運行を行う。


和倉温泉駅までの一駅区間は電化路線



和倉温泉(わくらおんせん)駅

北陸の有名温泉地の玄関口。大阪・金沢方面からの特急「サンダーバード」「能登かがり火」「花嫁のれん」は全て和倉温泉駅止まり。



和倉温泉駅を過ぎると非電化区間へ。



田鶴浜(たつるはま)駅。交換可能駅。


車窓に七尾湾(七尾西湾)が見えてくる。
手前の半島先端には和倉温泉街のホテル・旅館群。奥には能登島が見える。






笠師保(かさしほ)駅



能登中島(のとなかじま)駅

上り七尾行き普通列車と交換




能登中島駅構内下り1番線ホームの端には、全国に2両しか残っていないかつての郵便車「オユ10」が静態保存











西岸(にしぎし)駅
ここも交換可能駅

普通列車の車内



車窓に七尾湾(七尾北湾)が見えてくる。


向こうには能登島






能登鹿島(のとかしま)駅。ホームにはソメイヨシノの桜並木があり、桜の開花中は、桜のトンネルの下を列車が通り、多くの花見客がここを訪れる。



トンネル



終点の穴水(あなみず)駅13時52分着。七尾駅からの所要時間40分。

穴水駅にはのと鉄道本社車両基地がある。

奥の車両基地には、花咲くいろはラッピング車両が留置。


のと鉄道沿線は能登牡蠣の産地。穴水駅構内の跨線橋では、冬季限定で、牡蠣炭火焼き店「あつあつ亭」を営業



穴水駅舎。隣接する穴水町物産館「四季彩々」では、能登土産、伝統工芸品、のと鉄道グッズ等を販売。
かつてのと鉄道が走っていた輪島、珠洲方面へは、北鉄奥能登バスに乗換え。

穴水駅の改札口


穴水駅の時刻表





★動画(You Tube)
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※2020年(令和2年)8月2日(日)




(続く)