【東京湾納涼船2019②】新海誠監督“天気の子”の舞台 さるびあ丸、ゆかたダンサーズも見納めへ | 湘南軽便鉄道のブログ

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その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き)

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【東京湾納涼船2019①】離島貨客船さるびあ丸最後の夏・竹芝着岸後の荷役風景

(東京湾納涼船 さるびあ丸船上から)

撮影:2019年(令和元年)7月14日(日)
スマートフォン撮影



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夕刻、梅雨空の
東京港 竹芝桟橋(東京都港区)

岸壁には、東海汽船の大型貨客船積載用のコンテナが多数。
夕方の竹芝桟橋は、各島から戻ってくる高速ジェット船の帰港ラッシュ。

伊豆諸島の神津島、式根島、新島、利島、大島から、夕方17時40分に東京に戻ってきた東海汽船の大型貨客船「さるびあ丸」は、19時15分発の東京湾納涼船の出航準備中

竹芝客船ターミナル広場には東京湾納涼船乗船客の長い行列。納涼船は1000人以上乗船できるが、週末や真夏はたびたび満席になる。

ターミナル広場では和太鼓グループ彩が、納涼船乗船待ちの乗客を盛り上げる。


1950年(昭和25年)の運航開始から70年近くの長い伝統を有する、東海汽船の東京湾納涼船
今年の納涼船運行期間は、6月28日(金)~9月23日(月)。来年6月頃引退する現行さるびあ丸としては納涼船最後の夏。来年からは、現在建造中の新型船さるびあ丸で運航。

(東海汽船HPより)

★ちなみに、今夏公開された新海誠監督の新作アニメ映画「天気の子」に、東海汽船さるびあ丸や竹芝客船ターミナルなどが何度か登場。主人公の故郷である伊豆諸島の神津島(こうづしま)も登場🎬️








東京湾納涼船さるびあ丸
18時45分頃、乗船開始。
ボーディングブリッジを通り、さるびあ丸へ。


さるびあ丸の船内へ。
さるびあ丸のBデッキから乗船。一階下がりCデッキへ。
パーティープラン(レストランプラン)で優先乗船し、船内一番乗り。
出港は19時15分。

Cデッキの外部デッキへの扉


Cデッキ後部にあるレストラン(食堂)へ。

普段、離島航路の航海中は食券制のレストラン。かつては「食堂」を名のっていた。

レストラン(食堂)入口


レストラン内部

昨年からレストラン内装を一新。海の中をイメージした内装にリニューアル。2台のプロジェクターが魚たちが泳ぐ様子を映し出す🐠




納涼船は、ビール、ワイン、サワー、ソフトドリンク等が飲み放題🍺🍷



海の玉手箱をイメージした食事「島からのお惣菜、いろいろ」
アルコール類とソフトドリンクは飲み放題。

伊豆諸島航路を運行する東海汽船ならではの、
伊豆諸島や小笠原諸島の特産品を多用した料理









食後は船内探訪へ。


(東海汽船HPより引用)



船内案内所のあるCデッキエントランス

案内所


歴代の東海汽船の船舶の写真が飾られている。
「橘丸」以外は既に引退した船たち。


初代「さるびあ丸」の写真も。


Cデッキのエントランス。もともと離島航路の貨客船のため、長距離フェリーのような広々した豪華さはない。


給湯所などが設けられていたり、古きよき時代の客船を彷彿させる。


さるびあ丸船内案内図。新造時の船名は「さるびあ丸2」だったため、「さるびあ丸」に改名された現在は「2」の部分だけシールで目隠し。




2等船室は椅子席(リクライニングシート)と和室(カーペット敷き)の2種類。
東京湾納涼船として運行時は、フリースペースとして利用できる。

Dデッキの2等椅子席(リクライニングシート)




Eデッキの2等和室(カーペット敷き)

2等船室は船底に位置するため窓はない。壁の窓のようなものは、窓をイメージした照明


各デッキを結ぶ階段は船体中央と後部の2か所。こちらは後部階段。


カーフェリーと違い、船の底の方まで階段が続く。



Cデッキの外部デッキへ。

東京湾を航行中。夜風が気持ちよい。

Cデッキ最後部は丸い船尾

船の係留装置。岸壁係留用の太いロープ。



船尾から船首方面を望む。漆黒の闇の東京湾を進む。

Cデッキは、海面近くの低い位置にある。

Cデッキの外部デッキ左側の窓の中は、レストラン

東京国際空港(羽田空港)の灯り。ひっきりなしに全国各地から戻ってきた航空機が着陸する。



羽田空港沖で、東京湾納涼船は向きを変え、東京港方面に戻る。

Bデッキ外部

外部デッキから船内への扉。さらに外側には頑丈な水密扉もある。

Aデッキには多数の屋台(模擬売店)模擬売店の支払いはフードチケット制。




最上階のトップデッキ(トップテラス)へ。
屋根のない開放的なトップデッキは賑やか。

さるびあ丸の煙突(ファンネル)。東海汽船伝統のファンネルマーク。

船首(ブリッジ)方面を望む。

トップデッキも大勢の乗客



幻想的な青い照明


船尾方面を望む。



Aデッキ外部や船内には、多数の模擬売店(屋台)

パーティープラン(食事付き)の乗客以外は、フードチケット制の模擬売店を利用する。もちろん飲み物は飲み放題。







納涼船の外部デッキの大半は屋根付きなので、雨の日でも濡れることはない。船内には浴衣姿の乗客も多い。

フードチケットは通常乗船前に購入するが、船内窓口でも販売している。Aデッキ外部のデッキ前方にある窓口。

外部デッキから、Aデッキ船内への入口

Aデッキ前方には上級船室(特等個室、特1等個室)があるが、立入禁止。





穏やかな東京湾の夜

大勢の人で賑わうAデッキの外部デッキ

Aデッキ船尾

Bデッキ船尾






Aデッキ後部のイベントステージでは、毎夜様々なイベントやショーを開催

クルージングナビゲーターやキャンパスDJが進行を担当。船内各所にも生放送。

東京湾納涼船お馴染み、ゆかたダンサーズのショー

ゆかたダンサーたちは、毎年オーディションで決まるそう。


実は2000年(平成12年)から始まった、「ゆかたダンサーズ」も今年で見納め
今年が最後の現行さるびあ丸による東京湾納涼船は、「ゆかたダンサーズ」もラストに。




前方に、お台場やレインボーブリッジが見えてくる。

左側は、大井コンテナ埠頭の夜景

お台場の街の夜景


もうすぐ、東京港竹芝桟橋に到着



(以下、東京湾納涼船公式Twitter、4代目東海汽船マスコットガール 小池夏海Twitterより)






(続く)