(離島から東京に戻ってきた東海汽船さるびあ丸)
撮影:2019年(令和元年)7月14日(日)
スマートフォン撮影
JR浜松町駅から徒歩7分、又は新交通ゆりかもめ竹芝駅下車すぐ
竹芝客船ターミナル(東京港竹芝桟橋)のすぐ近くには、お洒落な一軒家レストランも。
T'SUKI sur la mer(ツキ シュール ラメール)
レインボーブリッジなど東京港を眺めながら、フレンチのほか寿司などのランチやディナーを楽しめる隠れ家的レストラン。
ときには、レストランウェディングも。
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伊豆諸島・小笠原諸島への玄関口
東京 竹芝客船ターミナル⚓️
(東京都港区)
竹芝桟橋は、隅田川の河口に位置する。水上バスで川を行けば浅草や東京スカイツリー。
東京港に架かるレインボーブリッジと、離島から帰ってきた東海汽船さるびあ丸。
東京都の離島・伊豆諸島(神津島)から約8時間の航海を終え、東京に戻ってきた東海汽船の貨客船「さるびあ丸」
★ちなみに、今夏公開された新海誠監督の新作アニメ映画「天気の子」に、東海汽船さるびあ丸や竹芝客船ターミナルなどが登場。主人公の故郷が伊豆諸島の神津島(こうづしま)らしい。
東海汽船さるびあ丸(2代目)は、1992年(平成4年)から約27年間活躍してきた伊豆諸島航路の貨客船。来年2020年(令和2年)6月頃引退し、新造船3代目「さるびあ丸」にバトンタッチ。
現行さるびあ丸にとって最後の夏。
さるびあ丸は、伊豆諸島の港湾環境の厳しさから、自動車を積載するカーフェリーではなく、
現代では珍しい旧来型の貨客船。船首のクレーンでコンテナを積載する。
コンテナを積載する船首以外は、純客船の形状。カーフェリーと違い、船底まで客室がある。
梅雨空の東京港🌂
東海汽船 貨客船「さるびあ丸」
総トン数:4992t
全長:120m
全幅:15m
航海速力:20ノット
旅客定員:1,546人(指定席は816席)
コンテナ積載:30ケ
客室・船内施設:特等室、特1等室、1等室、特2等室、2等和室、2等椅子席(リクライニングシート)、レストラン、ペットルーム、シャワールーム、更衣室、自動販売機など。
(※東海汽船HPより引用)
さるびあ丸は、隅田川河口の狭い港湾をぐるりと180度転回
海況厳しい離島での狭い港湾での着岸をこなす東海汽船の着岸テクニックは見応えがある。
同じ東海汽船の高速ジェット船(全没翼型水中翼船)も、伊豆諸島から戻ってくる。
翼走状態から着水へ。
艇走状態になり、竹芝桟橋に着岸
伊豆大島から戻ってきた、東海汽船の高速ジェット船「セブンアイランド虹」
小さい船体ながら時速約80kmで航行する高速船
貨客船さるびあ丸は間もなく着岸
「さるびあ丸」は、伊豆諸島の神津島を朝9時30分に出港し、式根島、新島、利島、大島を経由し、東京竹芝桟橋まで所要8時間40分。
17時40分、東京竹芝桟橋到着
貨物を積載する船首
乗客は、ボーディングブリッジを通り下船
富士山の形をイメージしたと云われる、さるびあ丸の煙突(ファンネル)
サイドデッキのデザインも、煙突同様に富士山をイメージ
さるびあ丸は、到着後直ちに、離島航路客船から、東京湾納涼船仕様の準備に取り掛かる。
東京湾納涼船のための食料、飲み物、資材などが、大勢の係員によって手早く次々と積み込まれていく。
さるびあ丸は、カーフェリーのように自動車の搭載はできない。したがって船内に自動車積載スペースはなく、下の方の階にも外部デッキがあり、船底まで客室がある。
日本各地の航路がカーフェリー化した現代において、さるびあ丸はカーフェリー化しておらず従来型の貨客船の形態。現代においては希少な存在。
カーフェリーではないので、船体の下の階までデッキがある。
最近の新型船の船尾は角張った形態が主流だが、1992年(平成4年)誕生のさるびあ丸の船尾は丸みある形状
昭和時代の純客船を彷彿させる曲線美の船尾
細長く美しい船体
外部デッキは4層
船首では、積載した貨物(コンテナ)の陸揚げ作業中
鳥居型の大きなデリック型クレーンを船首に装備した貨客船さるびあ丸
クレーンで一個ずつコンテナを陸におろす。
伊豆諸島の桟橋は太平洋に突き出し、島の海況が悪いときは船は着岸時も大きく揺れるため、さるびあ丸はカーフェリー化せず、従来型の貨客船となっている。
手早く荷役作業を行う。
次から次へとコンテナが下ろされていく。
陸揚げされたコンテナは、すばやくフォークリフトによって運ばれていく。
離島航路の貨客船ならではの荷役風景
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竹芝客船ターミナルへ。
本日夜の出航案内。この日は、さるびあ丸と橘丸の2隻の大型貨客船が夜行便として、離島に向け出航
ターミナル内の窓口。
窓口の上には、大型客船 さるびあ丸の船内客室の案内。
大型客船 橘丸(たちばなまる)の船内客室の案内も。
離島航路・さるびあ丸の東京港停泊時間を利用した東京湾納涼船は竹芝桟橋を19時15分に出港し、21時帰港。
(東海汽船HP、東京湾納涼船公式Twitterより)
東京湾で夏期のみ季節運航する東京湾納涼船は、1950年(昭和25年)から70年近く続く長い歴史を有する。
ターミナル内には、昔の東海汽船の客船の模型を展示
ターミナル内の売店「SHOP 竹芝」。売店では東海汽船グッズも販売。
東京諸島(伊豆諸島・小笠原諸島)のアンテナショップ&カフェ「東京アイランド」も営業中
アンテナショップ店内には伊豆諸島・小笠原諸島の名産を数多く取り揃えている。