牧歌的風景を走る石勝線キハ40、そして特急で函館へ。 路面電車で巡る港町・函館【夏の北海道 7】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。



(JR石勝線 東追分信号場で特急列車とすれ違うキハ40)


※撮影日:2018年(平成30年)8月6日(月)
※スマートフォン撮影





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JR石勝線夕張支線  
夕張発(8時25分発)、千歳行き2626D普通列車に乗車中

夕張駅から山あいを走ってきた単行ワンマン列車は、午前8時49分、新夕張(しんゆうばり)駅に到着
かつては、「紅葉山(もみじやま)」と呼ばれていた駅
新夕張駅では、25分間の長時間停車のため、ホームへ。
JR北海道の普通列車は、途中駅でこのような長時間停車がある場合も多く、ひと息付くにはちょうどよい。鈍行列車の古きよき面影を残す。



JR石勝線 帯広・釧路方面乗り換え


新夕張駅の下り時刻表。
4時間も列車が来ない時間帯も。

下り普通列車は一日5本で、全て石勝線夕張支線に入る夕張行き。
石勝線(本線)下りのトマム、帯広、釧路方面は、特急列車のみの運行。ここ新夕張から新得の間は普通列車が一切走っていない区間。



乗り場案内。
特急列車は1番線、普通列車は3・4番線に発着。
2番線は一部の普通列車が発着。


新夕張駅3・4番線ホームから追分・千歳方面を望む。


夕張駅方面に向かうJR石勝線夕張支線(旧 夕張線:新夕張⇔夕張)は、来春2019年(平成31年)4月1日廃止予定のため、「沼ノ沢」方面の表示も間もなく見納め。


新夕張駅1番線ホームに、札幌発・帯広行きの特急「スーパーとかち1号」が到着


帯広行き特急列車はすぐに発車


帯広行き特急「スーパーとかち」(右側)と、
長時間停車中の普通 千歳行き(左側)


新夕張で発車を待つ日高線色のキハ40系気動車


ホームからJR石勝線の占冠・トマム・帯広方面を望む。隣駅の占冠駅までの距離は何と34.3km。
夕張方面のJR石勝線夕張支線は、この先で左に分岐。






元々、競走馬の産地である日高地方を走る日高本線用の車両のため、
「優駿浪漫」と書かれた馬のデザイン🐎



JR北海道 本社鉄道事業本部 苫小牧運転所 所属車両を表す「札トマ」


ワンマン列車


非冷房のキハ40系350番台気動車の夏


アナログなメーターが並ぶ運転台。
頭上には小さな扇風機




かつての助手席



乗降用ドアとステップ



片開きドア



寒冷地使用のJR北海道キハ40系気動車は、デッキ付き。乗降口と客室の間には仕切り扉。




この車両は、元々JR日高本線用のため、客室内には、日高本線の案内ポスターが掲示


競走馬の牧場など牧歌的な風景や、
日高昆布を天日干ししている海岸線を走っていた、長大路線のJR日高本線。
JR日高本線は、高波・台風といった度重なる災害のため、鵡川~様似間を長期間に渡り運休中。JR北海道は、赤字を理由に被災区間を復旧させずこのまま2020年度を目処に廃止を表明
また、残った苫小牧~鵡川も、北海道胆振東部地震により運休となり、現在は全線運休中。



客室内の車両形式番号表示はプレートからシール表示に。


JRがまだ国鉄だった昭和55年富士重工で製造された車両。平成10年に改造(更新)され、JR日高本線で活躍。日高本線運休で車両に余剰が発生しており、今はJR室蘭本線や石勝線でも活躍。






新夕張駅を午前9時14分に発車


新夕張駅を発車すると、すぐにトンネル


トンネルを抜け少し走ると、十三里(とみさと)駅があったが、近年廃駅に。




滝ノ上(たきのうえ)駅





夕張川を渡る。この辺りは「竜仙峡」と呼ばれる紅葉の名所。


オサワ信号場、滝ノ下信号場を過ぎ、
夕張川を渡る。


大きな夕張川の景観



川端(かわばた)駅

来春、石勝線夕張支線廃止後は、石勝線(本線)の滝ノ上・川端の両駅も廃駅になってしまわないか危惧。仮に両駅が廃駅になった場合、キハ40は千歳⇔追分のみの運行となり、石勝線 追分⇔新得は特急だけしか走らない路線に変貌してしまうかもしれません。




東追分信号場(旧 東追分駅)で運転停車


麦畑などが広がる北海道らしい広大な風景



すれ違う特急列車待ちのため、
しばらく運転停車


特急「スーパーおおぞら3号」釧路行きが通過



東追分信号場を発車したキハ40は、牧歌的な風景の中を走行


放牧された乳牛の牧場の横を列車は走る🐮



左に大きくカーブし、右側からJR室蘭本線と合流すると間もなく追分駅




追分(おいわけ)駅に到着

岩見沢発・苫小牧行きのJR室蘭本線のキハ40普通列車がほぼ同時に到着


岩見沢~苫小牧間の室蘭本線も本数はかなり少ない。



追分駅から乗客が一気に増え、車内のボックスシートはほぼ満席に。
室蘭本線の苫小牧行きとほぼ同時に発車


JR石勝線は、右側の室蘭本線としばらく並走




そして、高架線になり室蘭本線の線路を跨ぐ。


かつて石炭輸送で栄えた室蘭本線は複線ですが、今は本数も少なく1両きりの普通列車が走るだけ。


西早来信号場、駒里信号場を過ぎ、やがてJR千歳線と合流



午前10時09分、南千歳(みなみちとせ)駅に到着
ここで下車。
キハ40は、終点・千歳駅に向け、去っていきました。


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南千歳駅からは、午前11時15分発の特急「スーパー北斗10号」函館行きに乗車





車窓には、有珠山(左)と昭和新山(右)


途中の長万部駅では、函館本線(山線)の倶知安行きキハ150系単行気動車が発車待ち。
長万部から函館本線山線(ニセコ・倶知安方面)に向かう列車は一日僅か4本のみ。




内浦湾(噴火湾)を行く。


向こうには駒ヶ岳


見る角度により山の形が違う駒ヶ岳



大沼国定公園の小沼の畔を行く


小沼と、雄大な駒ヶ岳



秀峰・駒ヶ岳を車窓に。




JR北海道新幹線が発着する新函館北斗駅付近




特急「スーパー北斗10号」は、
14時25分、終点の函館(はこだて)駅に到着




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函館駅前の函館朝市へ。

時間はすでに午後のため、早朝から営業している食堂の大半は店じまい。



夕方まで営業している
朝市食堂「馬子とやすべ」へ。

先ほどまで生け簀で泳いでいた新鮮なイカをさばいた、活いか刺


えび・うに・いくら丼(ミニ)


かに・いくら丼



函館朝市の生け簀にはカニや貝などの海産物



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函館市電(函館市企業局交通部)
函館駅前(はこだてえきまえ)電停


函館は路面電車が走る街



バス窓タイプの旧型車両も現役







函館市電5系統 「函館どつく」行きに乗車




末広町(すえひろちょう)電停で下車


レトロな建物が並ぶ元町エリアを走る函館市電


路面電車の線路の向こうには函館港⚓️




函館は坂の街
ここは八幡坂(はちまんざか)
函館の坂の中で最も有名な坂道


坂の途中で振り返ると、路面電車の線路の向こうに港。


時おり路面電車が横切る。


カラフルな建物が並ぶ坂道の途中。
坂道の傾斜。


石畳の坂道と緑の街路樹


正面には、函館港で保存されている、かつてのJR(国鉄)青函連絡船「摩周丸」
函館を代表する、八幡坂の景観。


港町・函館を眼下に。


(続く)