ユニークな商品サービスを開発する | 本田健公式ブログ

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もしあなたがクリーニングの業界にいたとして、どんな人たちも、どんなクリーニング屋さんもなかなか取れないはシミを取れる溶剤を開発したり、技術を開発したりしていたとしたら、多分全国から注文があると思います。以前、住んでいたところのすぐ近くに、そういうクリーニング屋さんがあったのですが、どんなシミでも取れる、洋服の生地を傷めないようにして取る、という技術に優れたところで、宅配便が次々とそのお店に来て、沢山の洋服が詰まったダンボールを置いていっていました。それを、片っ端から開けているのを横で見ていたのですが、すごい高級そうなシャツが何枚も入っていて、そこに付箋とか手紙が入っていて、ここをお願いしますと。確か当時で、1枚1500円くらいの結構な値段で、2回クリーニングに出したらシャツが買えるなと思った覚えがあります。

例えば、そういうユニークなサービスを開発することができたら、もう全国からお客さんが集まるということで、その店はものすごく繁盛すると思います。一言で言うと、他ではやってないものをできるかどうかだと思います。

これは、飲食店など、他の業態でも当てはまることではないでしょうか。他では食べられないようなユニークな料理。イラン料理やウクライナ料理など、普段あまり目にしないような料理のお店です。こういったものをやるというのは、たぶん他のところよりも目立つという意味では、ユニークでしょう。ただ、ユニークだから売れるか、どれだけの人がアフリカ料理を食べたいと思うかというと、ひょっとしたら興味がない人も多いかもしれません。そうやって考えていくと、多くの人たちが望んで、しかもユニークで、それを欲しいと思えるような商品やサービスでないといけないということになります。

オタク系の人は、こういうときにユニークな方にばかり意識がいってしまって、誰もお客さんのいない、あるいはニッチなところにいってしまって、十分ビジネスとして成り立つ数の見込み客がいないところに行ってしまいがちです。ですので、あなたがこれからライフワークをやるときには、ユニークだけれども、多くの人たちが、少なくとも一定数が望むような商品やサービスを開発しなければ、それがどれだけユニークだからといっても、キャッシュポイントにならないということも知っておいてください。

 

本田健