”うんこ”のイメージ
子どもたちの会話を聞いていると、何かうまくいかない時に「マジ、うんこだろ！」とか、なにも意味がないところで目の前の人に「うんこ」と言う子がいるんです。日常的に多用する子はだいたい会話の中心にいて声も大きいので「あぁ～また言っているなぁ」と少し嫌な気持ちになります。なぜ嫌な気持ちになるのかな？と考えてみたのですが、うんこ＝排泄物＝汚い＝自分が言われて嬉しくない（むしろ嫌だ）だからなのです。
”うんこ”と言われて嬉しい人はいるのか？
「マジ、うんこだろ！」は目の前の誰かに言うだけではなく、自分が不甲斐ない点数を取った時などにも使っているので、子どもたちの間では「しょぼい」とか「ありえない」などの意味あいで使われているのでしょう。
ただし、「うんこ」は違います。昨夜も出口で帰りの見送りをしていると、ある子がちょっと寡黙なタイプの子に突然「うんこ！」と言ったのです。「どうしていきなりうんこっていうの？」ときいたら、「だって○○が言って欲しそうだったから。」と。言われた方は穏やかな性格の子で、少し笑っていましたが、本当は嫌なのではないかと彼の気持ちを想像しました。２人の関係性を見ていても言い合って笑い飛ばせる仲とは思っていないのでなおさらでした。
言った方の子と一緒にいる子も”うんこ”と言いはしませんがただ笑って見てました。
一歩まちがうといじめ？
最近のいじめの定義は、やられた方が苦痛を感じたらいじめと認定されるようですから、これが何度も続き相手が嫌だと感じたらいじめになります。一緒に笑って見過ごした人も現場を静観していた過失の傍観者です。もしかしたらこういう些細なきっかけが心の負担になりいじめが始まるのかもしれないと思いました。
”うんこうんこ”言うほうは、周りがうけるので調子にのって言い続けることがありますから、言われた子の気持ちを想像して周りの子は笑ったりしないでほしいと思います。私の考えすぎなのかなぁ～？受験も近いしみんなが心地よく学習できるように想像力を働かせよ！と言いたい。
巷でよく聞く身体的特徴は悪口か？
ところで、「デブ」「ぶす」「はげ」は悪口のベスト３ですね。よ～く考えてみたら「デブ」はともかくとして、「ぶす」と「はげ」は本人のせいじゃありませんよね。
そして世の中を見回してみると、身体的特徴を上手に使って売れっ子芸人になっている人、かわいい！と言われている人が結構います。うちの娘も”岡山が生んだ奇跡のドぶす”っていうユーチューバーの大ファンです。考えようによっては普通の人より目立つ特徴って強力な武器になります。こんな風に考えてコンプレックスだと思っていた特徴も生かせると毎日が楽しくなります。（みんな天才化機構の深川理事長もブログで書いています。ぜひお読みください。）
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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