管理をすれば点数は上がる
2学期期末テストまで後2週間になり、子どもたちは各々一生懸命やっています。1ヶ月前には進行表というのを全員に配って、それを見ながら各々すすんで学習します。
以前、少しでも得点させたくて各教科ごとに細かいカリキュラム表を作って、その日にやるべきことや宿題も指定してやらせたことがありました。そのカリキュラム表通りにやると、テストまでに学習内容を3周ぐらいできるように作っていましたし、途中で確認テストをちょいちょい入れていたので忘れる前に復習できる仕組みでした。徹底的に子どもたちの学習を管理したのです。その結果400点を超える子が続出しました。
点数は伸びたけど…
点数が伸びて自己記録を更新する子が増えたので、何もかもうまくいったんだろうなぁと思いますか?
いいえ、うまくいきませんでした。自分でどう学習したら良いのか考える自由がないし、気になったことを調べる学習の楽しみが失われ、ただテキストをこなすようになったので、子どもたちは疲弊していきました。そして、今日の分が終わったら終わり!というようなノルマ感覚が生まれ、自発的に学習を進めなくまりました。
先生なにをやったらいいですか?
「これではいけない!」と思ったので、カリキュラム表を作るのを辞めました。そうすると、今度は「先生、なにをやったらいいですか?」と聞く子が出てきました。それを聞いて私は深く深く反省しました。自分でほしい結果を手にする方法を教える自立学習塾なのに、指示待ちの子を育ててしまっていたのです。これじゃあテストの点数が伸びても意味がありません。
自由に考えさせると学力が伸びる
それからはざっくりと時間割はあるものの、自分でどうしたら良いかを考え、調べたい時には調べて、自由にやるスタイルに戻しました。そして、単純丸暗記をさせるのではなく、考える力をつけることを意識して質問されたら質問で返したり、自分でどこまでわかるかを先に説明してもらいました。今では、どんどん自分から教科書を読んで問題を解いたり、用語集で調べたりして、充分練習してからさらに問題をもらいにくるようになっています。学習の仕方がわかるようになると、勝手に学力も伸びていきます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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