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ミ( ゚w゚)彡 <ご愛読いただいている皆様には説明するまでもなく、また実態もよくご存知のことだと思いますが、韓国企業好調だの韓国経済は堅調だのと繰り返し報道されています。ユーロ加盟国をはじめとしたヨーロッパ各国での金融不安から、韓国をはじめとしたアジア債券投資が増えてきています。始めは評価が高まっていることに喜んでいた韓国ですが…
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1329421818/186-187
186 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2012/02/20(月) 11:37:11.57 ID:tSP5ddAp
スイス中央銀が韓国債買った 【毎日経済】
http://news.mk.co.kr/newsRead.php?year=2012&no=111464
スイス中央銀行(SNB)の資金が、史上初めて我が国国債市場に流入した。
韓国国債がアジア内安全資産に分類されていることから、昨年から中国、マレーシア、カザフスタン、タイ、シンガポールなど、アジア圏国家の中央銀行資金が次々と流入したのに続いて、ヨーロッパまで投資国が拡大したわけだ。
政府関係者は19日、"スイス中央銀行が今月に、初めて私たちの国債を買いとった"と確認した。金融監督院によれば、1月末の外国人投資家による国内債券保有額は前月比1兆6000億ウォン増加した、84兆6000億ウォンに達した。
昨年12月にやや減少した外国人の国債保有額は、再び増加傾向に戻って61兆5500億ウォンを記録した。2011年以降、13兆8000億ウォンに達する莫大な資金が国債市場に集まったのだ。特に昨年からは中国を筆頭にアジア諸国が主に中央銀行レベルで、金利が高く安全性も確保された韓国国債を買いとっていると分かっているが、先進国は殆どない。したがってスイスをきっかけに、ヨーロッパと日本銀行まで投資が拡大するのかに関心が向く。
外国人の証券市場投資も、1月の1ヶ月間におよそ28兆8000億ウォン増えた。このように外国人が国内証券・債券投資を拡大した影響で、韓国ウォンは17日現在、1ドル1125.6ウォンと年初比30ウォン(2.6%)切上げされた。このために外国為替当局の悩みはかえって大きくなっている。各国中央銀行までが国債償還時のウォン高を予想してファンヘッジを実施しないなど、攻撃的投資形態を見せているためだ。
状況によって投資金が一時に流出するようなことになれば、為替レートと金利をゆがめるなど各種副作用が心配だ。これに対して企画財政部高位関係者は、"中央銀行の投資形態がヘッジファンドと大きく異ならない"として、"国債金利までわい曲する可能性があるため、柔軟に国債発行量を調節できる方法を模索している"と話した。
今は国債発行量を国会が1年単位で事前承認することになっていて、外国人国債投資急増で金利がゆがめられても、これといった有効な対応方法がないという話だ。このため、政府が純増以外の交換・再発行は裁量的に運営して、国会に事後報告するシステムへ切り替える案を議論する計画だ。合わせて韓国内からの国債投資を増やすために、税制恩恵が付与される国債投資専用ファンドを作る案も検討することにした。
同時に財政部は、外貨預金を画期的に増やす対策も用意することにした。財政部は外貨預金に対して利子所得税(15.4%)を下げたり、現在の韓国ウォン預金と同じく5000万ウォンになっている保障限度を、最大全額まで拡大するなど、破格的代案を検討し始めたことが分かった。財政部高位関係者は、"外国為替健全性を強化するためには、内国人の外貨預金拡大など構造的な対策が必要だ"として、"外貨預金に税制恩恵を与えたり、預金保障限度を大幅強化するなどの代案を検討中"と話した。
政府は、外貨預金が大幅に増えれば危機時には外国為替保有額と同じ'つっかい棒'の役を果たせると期待している。内国人の外貨預金平均残額は昨年末現在38兆1700億ウォンだ。2010年以降は30兆ウォン前後と2年近く停滞していたが、昨年末に一時的需給要因でやや増加した。
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ミ( ゚w゚)彡 <そりゃワタクシだって、ギリシャ国債と韓国国債のどっちが安全かと聞かれたら、現状韓国が安全だと答えます。買いませんが。
(☆) <買うカネがないんでしょ?
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ミ( ゚w゚)彡 <やかましい。記事に書かれている問題点は次のとおりです。
1.韓国債需要が高まることで国債金利が下がり、市中金利を引き下げる原因になる。また中長期的にウォン高が続いてしまう。
2.危険要因が生じれば一気に国債が売られ、このときの両替需要によって為替レートが急落(ウォン安)し、金利も変動する。
このリスクを軽減するために、国内の国債需要を喚起する、国債流通量を常時コントロールする、外貨預金を優遇することで増やし外貨準備額を引き上げる、これらの対策が考えられているわけですね。
さて、韓国ウォンの為替について考えてみました。輸出振興のために政府はウォン安政策をとり、頻繁に介入していると言われています。ここに記事のように韓国債の国外からの需要が高まり、ウォン高方向へ圧力がかかっているわけですが、国外からの債券買い傾向が強まって外国人保有率が高まれば、ウォン安は債券価値を引き下げますので、ウォン安誘導の介入に対する国外からの反発が高まります。むしろ売却時や満期償還時には今以上のウォン高を期待していることは、記事にある「ファンヘッジを実施しない」でも明らかです。
輸出が主力の大企業を除いて、内需主体の企業や庶民にとっては、むしろ抑制されたウォン高のほうが歓迎されると思いますが、現在のユーロ安と、原油原材料上昇に追いつかないウォン高は、韓国経済を今後さらに苦しめる原因になると考えます。
(☆) <え?今はウォン高なの?
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ミ( ゚w゚)彡 <昔ほどじゃないけどね。2007年には1ドル900ウォンの大台突破するかもと謂われたけど、去年はリーマンショック直前の1050ウォンレベルまで高くなったんだ。ここ5年のドル・ウォン為替レートはこうなってる。
Stooq USDKRW 5年チャート
(☆) <で、もっとウォン高になる?
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ミ( ゚w゚)彡 <そう見てるんだね。ユーロはギリシャ問題すらまだ片付かないし、アメリカの金融緩和は当面続きそうだ。成長するのは東南・東アジアと判断されている。ビルマも民主開放政策に転換したしね。
ただ気をつけないといけないのは、ウォンが高くなったというより、円以外の通貨の価値が下がりすぎたと見たほうがいいってことだね。だからユーロ圏で問題解決が見えてきて世界経済が回復し始めたら、その時に行われる金融政策次第では、結構早くウォン安が進むかもしれない。
(☆) <それっていつ?
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ミ( ゚w゚)彡 <さあ?景気回復でウォン安になる前に、韓国の産業がガタガタになって輸出ドライブをかけるどころじゃなくなっているかもしれないよ。
(☆) <アンタ、結構怖い性格してるな
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ミ( ゚w゚)彡 <大丈夫。ただの観察者だから。