福岡からの手紙 -28ページ目

あなたもランナー

朝起きてみると、雨が降りそうな気配。

降らないうちに走って来よう!

ということで、ランニングコースがある近所の公園に走りに行きました。

しばらく走っていると、後ろから軽快な足音が。

これは間違いなく抜かれる!

悔しいけど、ここは我慢。長い距離を走るにはマイペースを維持することが大切。気にしない、気にしない…


そしたら、なんと足音の主は、昨日のブログで紹介したイヤミーな先生だったのです。



「あれ、先生!」

「あ、これは先生!おはようございます」

「先生もこのご近所でしたか?」

「ええ、そうなんですよ。先生も走るんですね」

「今年、十数年ぶりにランナー復活宣言しました。」



まさかこんなところで出会うとは…

しかもご近所に住んでいたなんて…


その後30分走り込んだ後、お互いランナーということで意気投合し、近くの喫茶店で2時間近く話し込んでしまいました。

この先生、マラソンは本格派で、3時間を切るタイムを目指してトレーニング中とのこと。

年齢は60近いのですが、若い頃よりも最近の方が練習時間を確保しているため、今でも自己記録を更新しているそうです。

私も負けてはいられません!

秋にどこかの大会に出ようかなと考えていましたが、この先生に促されて3月のレースに出ることにしました。

お互いランナーとして、今後は先生と呼び合うのはやめましょう!と言って別れたのでした。



それにしても、いいタイミングでランナーに復活したものです。

もし、ランナーとしてではなく、あのイヤミーな先生のまま、近所のスーパーで出会っていたら…

ネクタイ

年が明けてから週1回のペースで、大学の教職員に財務分析を教えています。

受講者は50人、1コマ3時間、全5回の講義です。今日はその3回目でした。

人前で話をするのは得意な方ですが、今回は相手が大学の先生ですから、さすがに緊張します。

分かりやすくと思い、誤解を恐れず大胆なものの言い方をすると、後でイヤミな質問が来たります。

笑うところを用意しても無反応だったり……
(これはツライ!ホントに)


この講義を行う日は、気合いを入れる必要があります。

ここ一番の勝負時に必ずするネクタイ。札幌でもらったワインレッドの星の輝き。

朝これをして鏡に向かって、ヨシ!とやります。

休憩時間には緩んだネクタイを締め直し、トイレの鏡に向かって、ヨシ!とやります。


負けてたまるか!と今日も気合いを入れて臨みました。

しかし、3回目ともなると受講している先生方もリラックスしてきた感じでした。

こちらが用意した笑うところにも、全て良い反応が返ってきます。

講義が終わった後で質問を受け付けると、いつもの人がやって来ました。

揚げ足を取るというか、そんなこと聞いてどうするんだ?というイヤミな質問をしてくる人です。

何ですか、今日は?
と身構えていると、マトモな質問に拍子抜け。こちらのガードも下がり、最後は雑談を楽しむまでになっていました。







「それにしても、先生はいつも同じネクタイですねぇ」

「え?あ、これ、気に入っているんですよ。プレゼントなんですけどね」
(あんたに負けないようにという御守りなんだけど…)

「それしかないんじゃないかって噂ですよ!私もプレゼントしましょうか(笑)」

「いや、結構ですよ。何をいただいてもこれをしてくると思いますから…」


うーん、勝負時のネクタイをもう1本用意した方がいいかな…

大学もサバイバル

今日は男二人である県立大学に行ってきました。

ここは元々3年制の看護学校だったものが4年制の大学になったので、女子学生比率が9割もあります。

学部も看護学部と栄養学部だけで、ほとんど女子大と言っていい状況です。

そんなところにスーツ姿の男が二人で行くと、不思議なことが起こります。

朝9時、キャンパスに着くと、ちょうど通学する学生の集団がいました。見る限り全員女子学生です。

彼女たちの歩くスピードが遅いので、後ろから追い抜くと、

「おはようございます!」「おはようございます!」の連呼。

女子高の部活で先輩がやって来たという感じでした。

仕事でいろんな大学に行きましたが、こんなことは初めてです。一瞬戸惑いましたが、悪い気はしないので、

「はーい、おはようございまーす(笑顔)」

と言って通り抜けて行きました。

「一体何だ、あれ?嬉しかったけど…」

「先生だと思ったんじゃないですか?」

「こういうところは先生も女だろ?看護と栄養学だよ!」

大学事務局の人に聞くと、協力者と思ったのではとのこと。

看護実習の受入先、就職先、大学へ寄付をしてくれる人、新入生を紹介してくれる高校の先生…

県からの交付金が減らされ、こうした方々の協力がないと大学はやって行けない。それを学生にも十分認識させているそうです。

少子化で学生は減少傾向。更に県の財政難で交付金も減少傾向。大学も生き残りに必死です。

彼女たちの挨拶はそれを象徴していたのです。嬉しかったのが一転、ちょっと切なくなりました。


更にショックだったのは、昼食の時です。

女子学生比率の高い大学は、学食メニューが充実している。私たちは経験的に知っています。

なのでお昼は迷うことなく学食へ…

ところがメニューは、そば、うどん、丼だけで定食がありません。カフェテリアなど望むべくもない。

サラダかおひたしが欲しいなと思いましたが、「そんなの無いよ!」と一喝されてしまいました。

みんな何を食べているんだ?
と思い周りを見ると、カツ丼だけ、うどんだけ、カップラーメン&おにぎり…

栄養のバランスなど関係ないという感じでした。

毎日こんな食事しているのか?
栄養学部の学生がこれでいいのか?
勉強していることと大学でやっていることが違うじゃないか?

問題ありだと思いますが、メニューの充実が財政的に難しいのかもしれません。

自治体財政難の影響が、こんなところにも現れています。