朝夕は秋風が漂う緑道も
夏花と秋花が混在！
季節が静かに移ろいでいます。
足引きの
山のかけぢの
猿滑（さるなめり）
すべらかにても
世をわたらばや
「夫木和歌抄」（猿滑）藤原為家
ルリマツリも未だ頑張っています♪
カンナは少し暑苦しい？
秋津羽の
うすくれなゐの
花の色に
夕日のかげを
かさねてぞみる
「柿園詠草」（芙蓉）加納諸平
放たれし
女の如く
我妻の
振る舞う日なり
ダリアを見入る
石川啄木
（判り難いですが楓の木の根っこに生えたヒラタケです）
万葉集に茸を詠んだ歌は一首のみ
高松（たかまと）の
この峯（みね）も
狭（せ）に笠（かさ）立（た）てて
盈（み）ち盛（さか）りたる
秋の香（か）のよさ
巻十２２３３番歌
作者不詳
道の辺（へ）の
いちしの花の
いちしろく
人（ひと）皆（みな）知りぬ
我（あ）が恋妻（こひづま）は
巻十一２４８０番歌
柿本人麻呂
万葉集に萩を詠んだ歌は１４２首
高円（たかまと）の
野辺（のへ）の秋萩（あきはぎ）
な散りそね
君が形見に
見つつ偲はむ
巻二２３３番歌
笠金村
コロナ禍や安倍元総理の銃撃事件！
オリンピックの汚職と
不穏当で喧噪な人間界ですが
緑道の四季は静かに
移ろいでいます。
今朝もサビ猫「みーこ」はそんな
緑道の流れを満喫している様でした。