詩498 夢 | 誰かのためにある詩

誰かのためにある詩

現在一ヶ月でオリジナル詩五十作作成に奮闘してます‼

気に入ったのだけ載せてます‼読みやすいと思います!

良かったら見てください♪コメントも待ってます♪

知っているんだ

言われなくても

気付いてしまったんだ

気付かなければいいのに


君は ずっと 僕の隣に居てくれて

些細な話しにだって 笑ってくれる


君の小さな手を握って

僕が知っている 一番綺麗な景色を

君と眺める 時間


他に誰もいない

僕と君だけ

今だけは 二人だけの世界


いつもより 素敵な言葉を選んだ

いつもより 大胆にこの気持ちを伝えた


知っているんだ

言われなくても

気付いてしまったんだ

気付かなければいいのに


君は僕の言葉 全てを受け入れてくれて

僕の求める答えを

全て 言ってくれる


もう少し もう少しだけ

このままで 居たい


昇った太陽が沈む頃

沈んだ太陽の後を星が追い掛けて来る頃


どの瞬間かは分からないけど


この時間は 突然 終わってしまう


知っているんだ

言われなくても

気付いてしまったんだ

気付かなければいいのに


そう これは夢

僕が見ている夢


今 当たり前に繋いでる手だって

本当は

その温もりすら 僕は知らない


これは夢 

僕が見ている夢

頬をつねらなくてもいい

きっと 痛くないから


閉じた瞳が開く頃

僕と君だけの世界は終わる


たくさんの人に囲まれた中の

中心にいる 君と

端の僕


それが瞳を開けた世界の

ふたりの立ち位置


君の笑顔は

僕に向けられないもので

僕の言葉は

君の心に留まるものでもない


叶わない夢だから

せめて今日 偶然見てしまった

この夢の中では

叶わない夢を 叶えさせて

覚めるまで

瞳を開くまで

この夢が 終わるまで