中村けんです
11月16日(土)・17日(日)の両日、船頭(キャプテン)重吉に関するイベントが佐久島中学校体育館で開催されています。
ひょっとしたら、「重吉って誰?」と思う方も少なくないかもしれませんので、簡単に紹介させていただきます
詳細についてはこちらのページをご覧ください。
http://www.sakushima.com/history/saron/gallerly/tomin/jukichi_story.htm
重吉は、1785年に佐久島で生まれた江戸時代の船頭です。
29歳の頃、江戸への航海の帰りに暴風雨に遭い、アメリカ・サンタバーバラ沖で発見されるまでの484日間漂流しました。
この484日という長さは、世界一の漂流期間ということで、現在ギネスに申請がされています。
発見され帰国した後は、亡くなった乗組員の供養碑を建てるために、異国から持ち帰った品を公開し話をするなどして、資金を集めていたそうです。
それが評判を呼び、新城藩の重臣が漂流の様子を聞き取り、「船長(ふなおさ)日記」を書いたそうなんですが、これは漂流記の中で文学的完成度において最高クラスと評価されています。
そして、今年が漂流からちょうど200年の節目の年に当たるということで、今日16日に前夜祭が、明日17日に重吉サミットが開催されます。
ちなみに、本日の前夜祭では、重吉物語の朗読や、地元一色町出身のシンガーソングライターであるVikiさんのコンサートなどが行われました。
会場では、重吉のお菓子も販売されています
明日は、午後1時30分開始で、「なぜ今、重吉か?」と題されたディスカッションや、紙芝居の実演などが行われます。
興味のある方は、ぜひ佐久島へ足をお運びください。
そして、その際には、東港のすぐそばにある重吉出生の記念碑にもお立ち寄りください