中村けんです
みなさん、「ソニー賞」って聞いたことありませんか?
僕の中の記憶では、学校での研究が評価されてテレビをもらったとか、正直その程度の認識でしかありませんでした
正式には、「ソニー子ども科学教育プログラム」といって、主題に基づく理科や生活科を中心とした教育の実践と計画について書かれた論文を審査するというものです。
※最新の主題は、「科学が好きな子どもを育てる」~「なぜ」を大切に、感性、創造性、主体性の育成~
最優秀校に選ばれると教育助成金とソニー製品が贈られるのですが、2012年度、全国199校の応募の中から、小学校部門で西尾市立中畑小学校が最優秀賞に選ばれました
そして、これまで実践してきた取り組みや成果について、公開授業等を通して発表する「子ども科学教育研究全国大会」が、この度中畑小学校で開催されました
中畑小学校の取り組みの内容は、大会の冊子から抜粋させていただきますと、「つかむ」「ふかめる」「ひろげる」の問題解決の学習過程を大事にした授業づくりに取り組みむとともに、学校と地域が一丸となって、子どもたちの科学体験活動を支援する組織的で多様な取り組みが確立されているというものだそうです。
1963年に第1回の全国大会が開催され、今回が第51回になるのですが、西尾市で開催されるのは小中合わせて延べ10校目とのこと
西尾市における科学教育が評価されている一つの指標と言っていいのかもしれませんね
それでは、当日の様子です。
1コマ目の公開授業は、理科・生活科・総合的な学習について行われました。
2コマ目の公開授業は、外部講師を招いての出前授業が行われました。
地震を体感できる車に乗るものや、実際に仔牛と触れ合いながら授乳体験をするものなど、外部講師ならではのものがたくさん
校舎内には、市内の他の小中学校における特色のある取り組みについての展示コーナーもありました。
中には、先日の全国学校給食甲子園で優勝した、西尾中学校の取り組みも
親父の会や図書館ボランティアなど、児童を支える地域のみなさんの紹介パネルも展示されていました
昼食は、西尾中学校の2年生が家庭科の授業で考案したお弁当
地場産物を生かした、西尾色がいっぱいのものです
お昼のアトラクションでは、無形文化財である、佐久島太鼓、御殿漫才、田貫の棒の手が披露されました
僕は、所用によりここで退出させていただきました。
その後、ポスターセッション(全国の入選校によるプレゼンテーション)、JT生命誌研究館の館長である中村桂子さんによる「生き物はつながりの中に」と題しての記念講演が行われました。
今回、半日ほどお邪魔させていただいて感じたことは、児童のみなさんがとにかく楽しそうに学んでいたことです
平坂中学校の茶道部のみなさんがお点前を披露してくれた茶室に掲示されていた額にも、「学ぶことは楽しいこと」と書かれていました。
こうした背景には、先生方やPTAのみなさんの多大なご努力・ご尽力があるわけですが、子どもたちが楽しそうに学んでいる姿を見れることが一番大事なことじゃないかなと僕は思います