「割れ鍋にとじ蓋」
なんとなく、お似合いの夫婦を指す、とか欠けたもの同士で2人でやっと1人前、みたいなイメージでおりましたが。
「閉じ蓋」と思いこんでいたので、割れた鍋を閉じても鍋は機能しないよなあ。おかしいなあ。という謎が湧き。
調べてみたら「綴じ蓋」だった。
でも修理した蓋でも、割れた鍋は機能しないなあ。と思ったら。
そもそも機能しなくてもいいっぽい。
壊れた鍋には修繕した蓋がお似合い、ということだそうだ。
足りない同士が一緒になってちょうどいい、2人でも1人前にはなれないですけどね。
てなことで、謙遜するときに使う。他人には失礼だから使うべきじゃないんだと。他人に使うと、なんかちょっと揶揄するニュアンスもあるかも。
解決して納得。と思ったら次の疑問が。
「綴じる」てのはあんまり見ないけど、1つに綴り合わせるてな意味。紙を糸でまとめて本にするとか。綴じ蓋てのは割れた木の蓋を紐で縛って直すことかもしれないな。
(たぶん)転じて卵綴じ。1つにまとめる、ってことか。
で、次の疑問なんですが。
僕が使うのは
「本を閉じる/閉じない」
「本を綴じる/綴じらない」
「卵を綴じる/綴じない」
なんだ、この綴じ「らない」は。
ら。
うーむ。
同じアクセント、同じ調子で発音するのに、「ら」が欲しくなる。
なんかうまい検索で答えがみつけられないので、自前の知識で仮説を立ててみる。
もともとは全部「ら」があったけど、生活の中で口語としての使用頻度が多いものは「ら」が抜けて、「綴じる」なんて、昔の事象としてしかほとんど使う機会がないものは「ら」が残っているということなんだろうか。んー。
あなたはどっち?
…需要なさそうなブログだな。