納骨準備・まさかこんな騒動になるとは… その2 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

本来、父の納骨は四十九日法要の時に行いたかったのですが、

 

墓地は購入してあるものの、墓石はまだ建てていなかったので、

 

葬儀の打ち合わせが終わった直後、

 

菩提寺に出入りしている石屋さんに墓石をお願いしました。

 

年末だったため、年明けに石の買い付けに中国へ行くとしても、

 

中国のお正月に当たる春節も控えているため、

 

四十九日には間に合わないと思いますと言われました。

 

早くても春のお彼岸ですが、それも難しいというので、

 

目途がついたら連絡してくれるようにと頼みました。

 

しかしこの石屋さん、商売っ気がないのか、のんびり屋なのか、

 

電話をして2週間経っても見積もりやデザイン案が届きません。

 

お店に直接伺おうと思って電話しましたが、来てもらっても困ると言い、

 

これから資料などを送付しますからと言われました。

 

結局、大晦日直前に書類が届き、急いでデザインを決めて注文しました。

 

お寺さんにも経緯をお話しておき、四十九日法要の際も、

 

まだ石屋さんから何の連絡もないことを話していました。

 

ところが3月の2週目に、お墓の写真と請求書が実家に届きました。

 

何の連絡もないまま、お墓が出来上がってしまっていたのです。

 

こちらとしては、お墓の目途がついたらお寺さんと納骨の日程を決め、

 

母方の親戚に連絡をする予定だったので大慌て。

 

出来たと言う知らせが来た週末に帰省し、お墓を見に行きました。

 

ついでにお寺さんに顔を出してご挨拶したら、

 

「納骨はお墓が出来てからですものね」と言われてまたまた仰天。

 

実は突然出来上がったという連絡が来たので見に来ましたと言うと、

 

今度はご住職が仰天。

 

我が家の墓地は本堂の裏手にあるのですが、

 

ご住職もご住職のご家族も、お墓を建てていたことを知らなかったそうです。

 

いくら出入りの業者だとしても、

 

お寺さんに声もかけずに作業しちゃうなんてこと、ある?

 

それはともかく、我が家としては、まだ母方の親戚に知らせていないので、

 

ゴールデンウィーク頃になっても良いので、ゆっくり納骨を…と話したのですが、

 

ご住職は奥で予定を確認し、4月に入ってすぐに納骨を…と決めて下さいました。

 

 

そんなに急がなくてもいいんだけど…とは流石に言い出しづらく、

 

またまた慌てたのは私たち。

 

母が叔父や母方の親戚に連絡してくれるというので任せました。

 

ところが、電話をしたら叔父が激怒していたというのです。

 

 

叔父は数日前、道路を挟んで隣に住んでいるいとこのYさんが訪ねてきて、

 

我が家の墓地に工事が入っているけどどうしたの?と聞かれたのだとか。

 

仕方がないから父が亡くなったことを話したと言うのですが、

 

そもそも葬儀のすぐ後に父のことを知らせなかったことが悪い。

 

順番が違うというのです。

 

はぁ? あなたが葬儀直後に知らせるのは非常識だから、

 

時間をおいて納骨の時に知らせろって言ったんじゃないのよ!

 

更に葬儀にも四十九日にも呼んでいないのに、

 

納骨だけ出ろなんて言うなと言い出しました。

 

母は一方的に怒られていて意気消沈していたので、私が叔父に電話をし、

 

墓石が建てられていたことも知らなかったことや、

 

納骨の日程もご住職が決めて下さったこと、

 

そもそも連絡は納骨の時でいいって言ったと言い出しかけたら、

 

「東京と高崎は違う」と言い出し、「最初がまずかった」

 

「あんなに慌てて葬儀をするのもダメだった」など、

 

後出しじゃんけんの文句を色々と言い出しました。

 

親戚へ知らせるタイミングについては、

 

自分で言ったことをすっかり忘れているようなので、

 

こちらがバカになってひたすら謝りましたが、

 

葬儀をやったタイミングは、息子の試験とぶつかる可能性が高かったので、

 

あの日にやらざるを得なかったことだけは伝えました。

 

 (試験は誓約書を書き、親族にも日程等を伝えてはいけないものでした。

 

 なので葬儀当時は私も詳しい日程は知らず、息子の様子から察し、

 

 もちろん叔父にも事情を話すことはできませんでした)

 

私が話した時は納得したようでしたが、直後に母に電話をし、

 

「国会議員だって親の葬儀となれば国会すら休めるんだから、

 

葬儀を優先させるものだ」と怒鳴ったとか。

 

年に一度しかない準国家試験を休むのは自由ですが、

 

だからと言って再試験をしてくれませんし、

 

この試験に受からないと留年が決定してしまうので

 

追試があったとしてもリスクは冒せません。

 

私が余計な弁解をしたお陰で、

 

叔父が今度は息子の試験についてグチグチと文句を言い出し、

 

母にいらぬ迷惑をかけてしまいました。

 

 

結局、Kちゃんが東京から参列するとしても、ほかのいとこたちに参列してくれとか、

 

お墓参りのついでの時に父のお墓に手を合わせてくれなどと、

 

口が裂けても言うなと厳命されました。

 

またKちゃんが叔父の家に立ち寄ることになったら、

 

Kちゃんのお母様の実家である道路を挟んだ場所にある

 

いとこのYさんちに寄らないわけには行かないと言い出すのです。

 

もし叔父の家だけに来ていたことがYさんに知れると、

 

叔父宅とYさんちが揉めて大変なことになると怒るのです。

 

Kちゃんは叔父とも久しぶりに話したいと言っていましたが、

 

人んちの法事に来ているのに、

 

喪服のまま関係ない家に寄るような非常識な人ではありません。

 

ましてや代替わりしてからはYさんちの冠婚葬祭でもない限り、

 

KちゃんはYさんちに寄り付きません。

 

おかしなことを言うなと思いましたが、

 

叔父に言われた通りにYさんちに電話をし、

 

父が亡くなったことと、事情があって葬儀も四十九日も既に済ませたこと、

 

お墓が建てられていたことも知らず、本当はその前に連絡をする予定だったこと、

 

そしてKちゃんだけが納骨に参列してくれるので、

 

納骨後Kちゃんが顔を出すことを伝えました。

 

なのにYさんに納骨に参列して下さいと伝えない不自然な電話。

 

話している自分でも歯切れが悪く、

 

とっても失礼なことを言っているのが分かっていました。

 

でもYさんは頭が良く優しい方なので、何かを察したらしく、

 

「今はみんなそうよ」と言って下さいました。

 

 

叔父にYさんへ電話したことを伝え、お斎のことも打診しました。

 

お斎のお席でKちゃんと叔父が話してもらえば良いと思っていたのですが、

 

叔父はまたまた食事には行かないと言うのです。

 

また真の悪いことに、納骨が終わった時間からでは

 

お願いしようとしていた料亭が軒並みお昼休みになってしまうので、

 

仕出しをお願いし、お寺さんの広間をお借りして、

 

そこでお斎をしようと思っていると伝えると、

 

お寺の広間は借りるなの一点張り。

 

理由を聞いてもはっきりした事は言わず、檀家総代や役員がうるさいだの、

 

うちに迷惑がかかるだの、使用料を払って掃除すればいいというものではない

 

などと言うので、

 

では駅併設のホテルのレストランでお斎をするというと納得。

 

ホテルで食事をして戻ってきてから

 

叔父の家とYさんちにKちゃんを連れて行くということになりました。

 

「食事を済ませてきてお茶だけだったらいい」と言ったので、

 

さては家に来てもらうのも嫌なんだなと分かりました。

 

だったら一緒にお斎に来て、そこで話せばいいのに…。


しかもKちゃんの送迎をどう考えているんだと詰問するので、

 

時間的に私が送迎するのは無理なので、駅からタクシーで来てもらって、

 

こちらで料金をお支払いする予定だけどと伝えました。

 

すると「Kちゃんから駅まで迎えに来てくれって言われて迷惑している」と言うのです。

 

繰り返しますが、Kちゃんはそんな非常識な人ではありません。

 

叔父の家の法事の時は、私がいつも

 

KちゃんやKちゃんの兄弟を駅まで送迎していましたが、

 

久しぶりに話したいこともあるからと喜んで送迎している私にも気を遣う人です。

 

なんだか言っていることがおかしい。

 

更に叔父は、新幹線などの交通費は全額出すのか?と聞くので、

 

出張などでもないのにお金で渡すのはおかしいから、

 

返戻品以外にお菓子や何かも渡すつもりだと言うと一瞬納得しましたが、

 

ホテルで食事となると清めの酒は出せないから、

 

ビール券を半ダース分、お清めとして渡せと言うのです。

 

えっ? ホテルでもお清めのお酒出せますけど?

 

 

うるさいことを言われつつも一応決まってホッとしていたら、母から再び電話。

 

食事後にKちゃんたちが来るとなると何時になるのか分からないので困ると

 

Yさんが言っているという、伝言ゲームのような電話が叔父から来たそうです。

 

あれだけお斎の食事のことにまで口を出していたのに、

 

わざわざ気取ったところで食事なんてせず、近所のラーメン屋に連れて行けば、

 

すぐにうちとYさんちに来られるだろうとも言ったそうです。

 

 

はぁ? 何言ってんの?

 

これはもうKちゃんに直接聞いてみようということになり、

 

私が電話でこれまでの経緯を全部ぶちまけました。

 

するとKちゃんも茫然としつつ、私も驚く話をしてくれました。

 

最初からタクシーを使うと言っているのに、叔父が送迎してやると言ったそうです。

 

丁重に断ったのにしつこかったとも言っていました。

 

また我が家の法事なので、

 

喪服のまま叔父の家にもYさんちにも寄るつもりはないと言っているのに、

 

部屋はいくつも開いているから、2日でも3日でも泊まっていけと言われたそうです。

 

私か母がKちゃんと話せば、話が食い違っていることがすぐに分かるのに、

 

なんでそんなことを言っているのか、叔父の意図が分かりません。

 

Kちゃんは呆れつつも爆笑し、納骨の参列は見合わせた方がいいねと言ってくれました。

 

そして、叔父に知らせないで別の機会に私の実家に直接来てもらうことにし、

 

私とKちゃんは近々、またごはんに行こうということになりました。

 

 

母は叔父と話したくないと言うので私が叔父宅に電話をし、

 

Kちゃんが参列できなくなったと叔母に伝言しました。

 

叔父と直接話さなかったのでホッとしましたが、

 

誰がどう考えても、もめ事になったから参列を見合わせたと思うでしょう。

 

なのに母の元には上機嫌で

 

「Kちゃん来られないんだって?」と電話が掛かって来て、

 

「だったら俺は参列させてもらうよ」と言ったそうです。

 

Kちゃんが来なくなった理由に思い至らないなんて、

 

叔父は頭がどうかしてしまったのでしょうか。

 

そしてKちゃんが参列していたら、またドタキャンするつもりだったのかも。

 

 

そして騒動に巻き込んでしまったYさんちには母が電話をし、

 

これまた一部始終の経緯をぶちまけて謝罪したそうです。

 

私が歯切れの悪い話し方をしていた事情も分かって下さったそうなので、

 

ホッとしましたが、結果的に不義理をし、

 

騒動に巻き込んでしまったことは本当に申し訳ないです。

 

納骨が終わってしばらくしたら、

 

Yさんちには菓子折りを持って謝りに行こうと思います。

 

その時、叔父が私たちの姿が見かけたとしても知ったこっちゃありません。

 

再び文句を言ってきたら、今度こそ、

 

叔父が引っ掻き回したことを言ってやるだけです。

 

母の弟ですし、私も世話になったこともあるので、今回はグッと腹に溜めておきますが、

 

父の四十九日をドタキャンして大叔父の7回忌に出たこと、

 

自分の息子たちが伯父である父に香典も出さない非常識を棚に上げ、

 

人んちのことに口を出して非常識だ非常識だと言ったことも忘れません。

 

 

結局、私、母、Kちゃんの話を突き合わせてみると、

 

そもそも父が亡くなった時、叔父に相談して、

 

叔父が懇意にしている葬儀社を使って葬儀を行わなかったことが

 

面白くなかったようです。

 

そして今回は、たまたまお墓の前を通ったいとこのYさんが

 

我が家のお墓を建てていることを見て驚き、

 

自分が知らないことをYさんから聞かされたことが面白くなかった様子。

 

また自分の予定も聞かずに納骨の日程を私たちの意思で決めたと思っていたようで、

 

これも気に入らなかったようです。

 

子供じゃないんだから、事情も経緯も色々あることくらい分かるでしょうに。

 

しかも一つ一つ、丁寧に事情や経緯を説明したのに、

 

怒りのボルテージが上がるのは何故?

 

独り相撲や勘違いが恥ずかしいのか?

 

あ、子供じゃないから面倒なのか…もやもや

 

大体どこの家の法事も、親族の予定や都合が優先で、

 

参列する人の我がままなんて全部聞けるわけないでしょうに…。

 

 

先週は、こんなくだらない電話に日がな一日、

 

しかも数日に渡って追われていました。

 

最初からKちゃんに確認すれば混乱しなかったのに、

 

まさか叔父が嘘を吐いて引っ掻き回しているとは思わなかったので、

 

事態が大ごとになってしまいました。

 

叔父の思惑通り、Kちゃんもほかの親戚も参列しない納骨となりそうですが、

 

これ以上、面倒を起こされたり、ほかの人に迷惑をかけるくらいなら、

 

さっさと少人数で終わらせた方が賢明でしょう。

 

あ、叔父が小うるさいので、納骨の日は叔父にお膳料5千円と、

 

お清めのお酒が出せないのでビール券大瓶半ダース分も渡す予定です。

 

Kちゃんも電話で「自分に用意しろってことよ」と笑っていました。

 

叔父は母への電話で、

 

納骨の日に新盆のことで私に話があると言っているそうですが、

 

もう放っておいてくれないかしら。

 

バカになって「はいはい」と聞いておくけど、正直言って顔も見たくないです。

 

叔父とのお付き合いも納骨まで。

 

私はそう思っていますが、そうはいかないんだろうなぁ…。

 

 

これが私の気力と精神力を奪った騒動の顛末でした。

 

ここまで読んでくださった方、不愉快なお話にお付き合いいただき、

 

ありがとうございました。

 

叔父が嘘を吐いたり、言うことがコロコロ変わらなければ、

 

何の問題も起きなかった、妙な騒動でした。

 

 

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