上の橋かきつばた園 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

岩手県観光協会のサイトに上の橋カキツバタ園の紹介があります。

 

  サイトはこちら 上の橋カキツバタ園(岩手観光協会)

 

中津川沿いにあるそうで、6月初旬から中旬が見ごろとのこと。

 

カキツバタは盛岡市の花で、

 

昭和52年(1977年)から地元の老人会の「擬宝珠会」の手によって

 

植えられ管理されているそうです。

 

 

いつも通っている上の橋(かみのはし)。

今まで全くカキツバタに気が付かなかったなと思いつつ、

 

花の季節を楽しみに待っていました。

 

 

西の袂にあるのは浅田次郎さんの「壬生義士伝」の案内板。

新選組に入隊した南部藩士の吉村貫一郎が京都の三条大橋に佇み、

 

「盛岡にも擬宝珠のついている橋がある」と

 

懐かしんだという場面の説明が書かれています。

 

その懐かしんだ橋がこの上の橋です。

 

 

貫一郎が京の三条大橋で思い出した擬宝珠がこちら。

国の重要美術品に指定されている青銅製の擬宝珠で、

 

18個のうち慶長14年の銘のものが8個、

 

慶長16年の銘のものが10個あります。

 

 

何回も載せていますが、アップで

右から「慶長十四年 十月 吉日 中津川 上之橋 源朝臣 利直」

 

と刻まれています。

 

散歩で歴史的な美術品を鑑賞できる環境に今日も感謝しつつ、

 

上の橋を渡ります。

 

 

古い橋なので歩道も狭いのが難点。

 

歩道は一段高いので、自転車で歩道の横を通る時は特に怖いです。

上の橋の東の袂に見えてくる素敵な建物。

 

 

この建物は東光書店さん。

正面からの佇まいも素敵。

 

 

この東光書店さんの横の道を入ります。

上の橋を渡ったら川沿いの道から川原へ下ります。

 

あれ? カキツバタ、咲いてる?

 

 

川原へ下りたところに朽ちかけた「カキツバタ園」の標柱。

ここで間違いないようです。

 

 

えっ!? やっぱりここ?

カキツバタ園だろうか…。

 

 

ブルーシート園じゃなくて?

キャタピラーの跡はあるし、深く掘り下げた部分にブルーシート。

 

 

周囲をよく探すと、雑草の中にある黄色いカキツバタを発見。

これが本当に観光協会のサイトのカキツバタ園なのかしら…。

 

 

川原の端に盛岡市上ノ橋町町内会の掲示板がありました。

昭和61年10月に第1回岩手県花いっぱいコンクール優秀賞を始め、

 

平成元年12月に盛岡市都市景観緑賞などの受賞歴がずらり。

 

逆に言うと、それ以降はあまり熱心に手入れされていないのかな…。

 

 

ブルーシートの下には引っこ抜かれたカキツバタが!

もうすぐ花開きそうな状態で抜かれちゃったみたいです。

 

もしかしたら整備し直すつもりなのかもしれないけれど、

 

何でお花の時期に全部引っこ抜いちゃったのかしら…。

 

 

岩手県観光協会が推奨するようにカキツバタ越しに上の橋をパチリ。

カキツバタがほとんどないのでアングルが選べず、

 

左端にはブルーシートが見切れてます汗

 

 

別のアングルでもう1枚。

雑草の方が背が高いので、カキツバタ越しというよりも雑草越し。

 

風情も何もあったものじゃありません。

 

 

上のアングルを普通に立って撮るとこんな感じ。

いくら盛って撮ろうとしても限界があるカキツバタ園。

 

こんな状態のカキツバタ園を

 

観光協会が堂々とサイトに載せているってどうなの?

 

実に盛岡らしいけど…むかっ

 

 

こちらが上の橋の上から見た上の橋カキツバタ園の全景です。

観光協会のサイトを見て、

 

お花を楽しみに来る観光の方ががっかりされるといけないので、

 

上の橋カキツバタ園の真実の姿をご紹介しました。

 

というか、私ががっかりだよ…

 

 

 

今回のおでかけ

★上の橋カキツバタ園

  住所:岩手県盛岡市上ノ橋町

  電話:019-604-3305(盛岡観光コンベンション協会)

  見ごろ:6月上旬~6月中旬

  入園料:無料

  駐車場:なし

  ウェブサイト:上の橋カキツバタ園(岩手観光協会)

 

 

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  盛岡散歩・上の橋

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