また桜で中断してしまいましたが、釜石の続きです。
ミッフィーカフェかまいしの後、まだ時間が早かったので
世界遺産の橋野鉄鉱山も回ってみることにしました。
釜石市街から約30キロとの表示。
国道45号線を釜石市の鵜住居という地域まで北上し、
県道35号線を左折して遠野方面へ向かいました。
遠野市街の方からの方が近いみたいですね。
山間の道を走り、約50分ほどで到着。
インフォメーションセンター前に広い駐車場がありました。
が、こちらも人っ子一人いません。
もしや…。
インフォメーションセンターに近づいてみると、
やはり3月31日まで閉鎖されていました。
中は当然無人で、外トイレも鍵が掛かっていました。
そして自動販売機もこんな状態。
サンプルすら入っていません。
この日は3月31日で閉鎖の最終日。
明日から開館になるというのに、前日に準備とかしないんだ
と、びっくり…はしません。
岩手はこれがデフォルト。
大切なことも直前まで何にも教えてくれないし、
当日になってもまだ決まっていないなんてこともザラです。
何度も書いていますが、
卒業式の連絡が前日夜10時すぎの「明日〇時からだそうです」
の電話連絡の一言で済ます地域なのです。
今年度は、新年度が始まって2週間経っても
時間割が出来ていないし…。
こちらも4月1日に行っても、何の準備もされていない気がする
見学はできないとは書いていなかったので、
上の看板前から橋野鉄鉱山へ向かって歩いて行くことにしました。
インフォメーション前から橋野鉄鉱山までは約300メートル。
ちゃんと舗装された道路が続いていました。
途中にあったのは簡易トイレ。
インフォメーションセンターが閉まっている時は、
駐車場から240メートルくらい緩い坂道をのぼった
このトイレまで来ないと用が足せないようです。
このトイレのドアの横にはこんな張り紙が
「橋野鉄鉱山は冬期間 見学困難です。」
見学困難!?
一瞬どうしようかと思いましたが、
今日と明日では数時間しか変わらないから大丈夫でしょう。
ダメだったら戻ればいいさと思いつつ進むと、入口に到着。
舗装された道路は橋の手前まででした。
左手には明治日本の産業革命遺産の記念碑がありました。
鉄鋼の産業遺産だけに鉄製のオブジェのようです。
その先には三陸ジオパークの案内板。
橋野高炉跡ジオサイトと書いてありました。
橋の下は渓流が流れていました。
先に鉄の歴史館を見ていたので、
高炉へ風を送るふいごを送るために動かす
水車を回すために必要な水だと思いました。
橋の袂には「史跡 橋野高炉跡」と書かれた石碑がありました。
斬新な記念碑よりも、こういう石碑の方が重みを感じます。
大門跡という標柱がある部分は少し高い場所にあるのですが、
坂道にはまだ雪がありました。
しかも融けかけているので、足元はグチャグチャ。
だから見学困難なのかも…。
いやいや、この雪や足元の整備を明日の開館前にするとは思えない。
まだまだ強行軍で行ってみよう!
とりあえず順路に従って進むことにしました。
高炉跡脇にある見学路の砂利道は、
あまり雪も水たまりもなく一安心。
少し進むと見学路の左手に沿うように石積みが見えてきました。
何だろう?
水路跡の標柱がありました。
先ほど渡った川から水を引き、
この水路を流れる水で水車を回したのでしょう。
ただ、ここには詳しい説明がないので、
見ただけでは意味が分からなかったと思います。
先に鉄の歴史館を見ておいて本当に良かったと思いました。
鉄の歴史館と橋野鉄鉱山は30キロ以上離れているので、
訪れる人が皆、先に鉄の歴史館を見ているとも限らないと思います。
インフォメーションセンターには、
説明のパネルや模型等があるのかもしれません。
高炉の近くまで来ると、水車場跡の標柱がありました。
手前が水路ですが、真ん中に大きな石が残っているので、
水車場の基礎石か何かでしょうか?
現地にも案内板などがあると分かりやすいと思いました。
さて、いよいよ高炉跡の見学ですが、長くなってしまったので
そちらの様子はまた明日
今回のおでかけ
★橋野鉄鉱山
住所:岩手県釜石市橋野町2-6
電話:0193-54-5250
(釜石市橋野鉄鉱山インフォメーションセンター)
開館時間:9:30~16:30
開館日:毎年4月1日から12月8日まで(冬期間休業)
入館料:無料
駐車場:普通車 90台、大型車 9台、障害者用 4台
ウェブサイト:「橋野鉄鉱山」の見学について(釜石市)
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