先日御紹介した白い恋人のパチモン土産の
白いお台場と黒いお台場。
○○の恋人ではなく、白い○○もあることを認識したのですが、
今回も白い○○シリーズです。
白い針葉樹。
堂々のモンドセレクション受賞のマーク入りのパッケージ。
パッケージは白い恋人に似ていないので見過ごすところでしたが、
中身はこちら。
ホワイトチョコをサンドしたラングドシャクッキーでした。
ホワイトチョコラングドシャで、
商品名に「白い」という言葉を使っている点で、
やはり白い恋人のパクりじゃないのかしら?
商品の横に置いてあった説明には
中国版SNSの微博(ウェイボー)も引用して、
中国からのお客さんにも訴求しているようです。
そして左下に、御丁寧にもモンドセレクションの表示。
このモンドセレクションという言葉はよく見かけますが、
私はこの賞を受賞したと堂々と謳う商品や企業は
胡散臭いなぁと思ってしまいます。
モンドセレクションはベルギーにある団体が
応募された商品の品質によってランクをつけるだけの賞。
100点満点中は90点以上で最高金賞、
80点以上で金賞、70点以上で銀賞、60点以上で銅賞となっていて、
審査料は食品部門で1,150ユーロ(日本円で約14万円)。
この審査料と商品を送って審査してもらうだけなのです。
しかも複数点応募の場合は割引もあるという親切さ![汗](https://emoji.ameba.jp/img/user/sh/short-films/454298.gif)
![汗](https://emoji.ameba.jp/img/user/sh/short-films/454298.gif)
日本にはモンドセレクションに応募するための代理店も存在していて、
こういうところからも簡単に、
しかもお金で購入できる賞と言われているのだと思います。
日本の製品は世界的に見ても質が高く、
日本の製品を送れば、大体最高金賞か金賞は取れるようです。
モンドセレクションの実態が広く知られるようになったからなのか、
大手メーカーの製品に
モンドセレクションという文字を見かけることがなくなりました。
最近は受賞という箔をつけたい企業の商品で
多く見かけるように思います。
なので堂々と謳っていると胡散臭いと思ってしまうのです。
ついでにモンドセレクションの右側に書かれている賞は、
国際味覚優秀コンテストの認証。
こちらもベルギーに本部がある団体が2005年から開催。
実態もモンドセレクションに限りなく近く、審査料と製品を送り、
団体のシェフやソムリエが試食して審査し、
基準を満たせば認証されるというものです。
私はこの国際味覚優秀コンテストは
第二のモンドセレクションと思っているので、
これが付いている商品を誇らしげに販売する企業も
胡散臭いと思ってしまいます。
なのに白い針葉樹は、ダブルで誇っている…![がーん](https://emoji.ameba.jp/img/user/fr/from-mongolia/883675.gif)
![がーん](https://emoji.ameba.jp/img/user/fr/from-mongolia/883675.gif)
パチモンを販売している後ろめたさの現れでしょうか…。
ちなみに白い針葉樹の陳列は、
白いお台場や東京の恋人に比べて少し控えめ。
12個入が756円(税込)。
ちなみに製造元は豊上モンテリアではなく、マツザワ。
ホームページで会社を確認。
下伊那郡高森町…。また長野県のメーカーか!
大丈夫なのか? 長野県。
ちなみに白い針葉樹のページもありました。
どうやらラングドシャにサンドされているホワイトチョコは
プレート状のものなのでオリジナルだと言いたいようです。
オリジナルのお菓子だったら
名前に「白い」をつけなくても良いんじゃないのかしら。
驚いたのは発売から30年以上経っているという点。
そして発売当時は福島県の不二屋食品が製造・販売していたものの
2007年に破産手続きをしたことに伴い、
マツザワが生産ラインと商標権を買い取ったのだそうです。
パチモンの商標権…。
なんとも複雑ですね
![もやもや](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/102.png)