頚髄損傷.comのブログ -17ページ目

頚髄損傷.comのブログ

頚髄損傷、脊髄損傷の方々やご家族さん、ご友人が役に立つ情報をお伝えします。

褥瘡の原因については、以前にも記載しましたが、脊髄損傷の分野の方でも理解していない方が多いので、再度記載します。




ベッド上にて背上げ30度未満または最大程度の背上げ角度として、中途半端な背上げは絶対にしない。



これは背上げの角度により、臀部が下にずれるかどうかです。




背上げ角度が低いと背中に圧がかかり、臀部へのずれがほとんど生じません。




逆に背上げ角度が高いと臀部に圧がかかり、ずれません。




ただし、除圧や減圧もせずに数時間も座位をとっていると褥瘡になる可能性があります。




また、座位姿勢がずっこけていると、背上げ角度が十分でも臀部は足方向にずれて仙骨部の褥瘡になります。




この原因を十分に理解してくださいね。




また、1度や2度では褥瘡とならないことが多いので、中途半端な背上げをしても私は褥瘡にならないから大丈夫だと思わないでください。




皮膚深層の内部組織が死んでしまい、皮膚表面には褥瘡とは分かりにくく、重症化してから褥瘡と判明することも多々あります。




褥瘡はとにかく予防が最重要です。




ポイントがわかっていれば、褥瘡は予防できます。




当法人は来年度から名古屋で脊髄損傷専門の事業を開始します。




ご興味のある方は下記をご参照ください。



法人ホームページ

http://reh-village.minim.ne.jp/

頸髄損傷の皆様はどんなマットレスを使用していますか?




ほとんどがウレタン系かエアマットでしょう。




選択としては、車いすとベッド間の移乗動作が困難だとエアマットを選択することが多いでしょうね。





もちろん、褥瘡がある方や高齢かつ骨の突出ややせ型の方などもエアマットを使用していると思います。




ウレタン系は対麻痺(手が動く方で足の麻痺のみの方)の方では良く使用しているでしょうね。




さて、ちょっと考えてほしいことがあります。




移乗できるかどうか別として、完全損傷の方も高位の頸髄損傷の方も臀部が動かず感覚がないのは同じです。




対麻痺ウレタン系マットレスでもほとんどの方は夜間の体位交換していません。




なぜ、移乗ができるできないで、エアマットを選択しているのでしょうか?




少しでも褥瘡のリスクを減らすことには役立つのではないかと考えるかもしれませんが、エアマットを使用するには別の選択基準があるのではないかと考えています。




この点において、移乗動作が可能または可能になる可能性があり、かつ褥瘡がないのにエアマットを使用している人はエアマットを選択されてしまったことで被害を受けています。




最近、ある方に言われたのは、




「動けるようになったら、エアマットについて検討します」




私の意見は異なります。これから動くために褥瘡予防をしながらウレタン系に変更するのです。




看護師の理解を得るために、日々のコミュニケーションですね。




といっても、あと半年以内に退職して、名古屋にて脊髄損傷の事業を開始するので、病院のことは先輩後輩にお願いして、ここで実践することにしましょう。



法人ホームページと頸髄損傷.comもよろしくどうぞ。

http://reh-village.minim.ne.jp/


http://頚髄損傷.com/





脊髄損傷の当事者が主人公となる映画が徐々に増えているような気がします。




海外作品では最強のふたりがそうですが、日本でも全国公開されたり自主撮影として公開するケースを散見いたします。




24時間テレビでもありますよね。




「マンゴーと赤い車いす」

http://akaikurumaisu.com/



「生きていく」

http://www.fattree.jp/futotchono_mu/Welcome.html




メディアに出ることは内容はさて置き、知ってもらう意味があると思います。




ALSのバケツチャレンジはALSを知るにはとても良い機会だったと感じています。



NPO法人リハビリテーションビレッヂ

http://reh-village.minim.ne.jp/


脊髄損傷のポータルサイトである頚髄損傷.comもよろしくどうぞ

http://頚髄損傷.com/