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頚髄損傷、脊髄損傷の方々やご家族さん、ご友人が役に立つ情報をお伝えします。

車いす業者さんから車いすをデモとしてレンタルしたのですが、キャスターの回転が悪くなっていました。




原因を聞いてみると、キャスターの支柱にはベアリングがあり、ここに水が入ってさびるのが原因だそうです。




よくよく考えると、入浴訓練をしているときに、シャワーでキャスターの支柱部を濡らしている経験が多々ありました。





さびてしまうと交換しかないようなので、皆さまもお気を付けください。





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脊髄損傷の方は巻き爪になることが多いと思います。




立ったり歩いたりする機会が減少するため、足の指に適度な圧がかからなくなるためです。




では、巻き爪になったときにどのような対処をしていますか?




最近、びっくりしたのが、大きく爪をカットしてしまうことが横行していることです。




爪を切っても、また巻き爪になるだけですし、そもそもカットする必要性がない人がカットしてしまっています。

まず、下記を参照にしてほしい。

http://www.wound-treatment.jp/next/wound367.htm

私が大いに参考にしている「新しい創傷治癒」が出典です。




とても分かりやすく臨床的です。




最近は良い情報がインターネットで無償で手に入るとても良い時代ですね。




医療スタッフを過信することなく、まずは自分で調べることが重要です。




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メンタルトレーニングという言葉をご存じでしょうか?






私はつい最近まで知りませんでした。






サッカー女子代表の大儀見選手の旦那さまがトレーナーということで、興味を持ち、自分で調べています。





脊髄損傷になると身体的だけでなく、メンタル、つまり精神的にも落ち込むことが一般的です。






リハビリテーションは身体に焦点化することが多いですが、身体と精神は分けて考えるべきものではありませんので、本来は一体に支援すべきだと思っていました。






ただ、どのように精神的な支援をすべきかは教科書にあるわけではありませんし、実践している施設もありません。






そこで、最近はこっそりと、メンタルトレーニングを取り入れて精神的な支援をしています。







①自分の考えを言語化して、無意識なネガティブな思考パターンを意識してもらうこと。





②健全な考えを理解して、その考えが自分の行動も変える力になること。





③障がいがあることは、価値観を下げるものではないことを真に理解してもらうこと。






他にもあるのですが、大きくは上記3つだと思います。


その前提条件として、セラピストとの強固な信頼関係を構築すること。






さらにその条件として、当事者のあるがままを受け入れて無批判であることを意識して支援します。






同時に脊髄損傷となったことで生ずる、経済的な不安定さと、家族の支援ということも非常に重要です。






経済的な安定がなければ、どんな支援しても精神的な安定は得られないでしょう。





この意味でも社会保障全般についての知識が重要です。






精神的な安定が得られると、身体的な回復を大きく後押ししてくれます。


逆に精神的な安定がなければ、身体的な回復は大きく阻害されます。




当たり前のことですが、臨床ではなかなか実践できていないものだと思います。






メンタルトレーニングと検索して情報収集してみてください。とても興味深い

ことが沢山ありますよ。


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