頚損の方の入浴についてです。
病院では多くの方が病院の業務上、週に2回の入浴になります。
他の曜日は看護師さんが体を拭いてくれる清拭や陰部洗浄という場合が多いと思います。
さて、頚損の方で思うのは、入浴に興味が薄れるということです。
私が考える理由は、
①感覚がないので、入浴しても快刺激にならない。
②入浴自体が疲れる。
③入浴後、すぐに体を拭いてくれないので、体が冷えて入浴後に体調不良になることがある。
④入浴が移乗、移動、更衣、洗体・洗髪、温まる、体を拭くなどなど、介助量が多いので、嫌いと言っていた方が自分も介護者も楽
⑤体を洗っても気持ちよくならない。
⑥頚損は体幹・下肢が麻痺部位になるので、麻痺部位について無頓着になる。
皆さんは、頭と顔は洗いたいが、それ以外は遠慮します。やはり、頭と顔は気持ち悪いので綺麗にしたいと話します。
入浴は気持ち悪いから、これらを洗いたいという「マイナスをプラマイゼロ」にする意味であって、入浴自体が持つリラックスできる、気持ちよくなれるという「すべてをプラスへ」とならないのではないかと考えました。
やはり、支援者は上記の理由を考えたうえで、頚損の方々の入浴を再検討する必要があるのではと思っています。
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