~『『外の世界①』』から続く〜
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ポッケに手を入れてがに股で、中に電話を
しに行く刑事を見ながら私は近くの
ベンチに腰掛けました。
なんだ、その感じ。
確かに私は悪いことをした。
でも、あんたたちは更生するのも
応援すべきなんじゃないのか。
出られちゃって少し苛立ってる
感じそろそろ消せよ。
と思ってしまいました。
警官ら少しでもそうゆう判断のもと、
業務をこなすべきなのではないかと
感じてしまいました。
しばらく私は、ベンチに座っていました。
というか、こんなベンチに座れるのって
こんなに、嬉しいことなんだ。
そう感じました。
そうか、立ってあの10メートル先の
ポスターだって見ていいんだ。
あっ、水道も使える、階段だって自分
で降りれる。。
本当に全てをシャットアウトされていた
生活からの解放感が、この5分間の
間で、溢れ出てきます。
こんなに、歩き回れるのって幸せなんだ。
そうしていると、刑事が戻ってきました。
刑「奥さんが来てくれるって。20分〜30分くら
いかな。待てるよね?」
私「はい」
20分〜30分こんなに広いスペースで
待つなんて余裕。あんな狭いスペースで
1日中いたのですから。
私は再び一人になります。
〜『外の世界③』へと続く〜