~『『訪問者の多い日④』』から続く〜
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走馬灯のように流れていく記憶を
懐かしみながら、お昼の時間になったので
冷たい冷や飯をほおばりました。
そして、お昼時間が過ぎた直後、
とうとうもう1人の訪問者が来ました。
ピンポーン!
そう。オドロー弁護士です。
私は、さっと立ち上がり、面会室まで通されました。
私「こんにちは。呼び出してすいません。
今日は、示談の件、聞きたいと思って呼び出しました。」
オ「はい、大丈夫です。」
・・・・沈黙。
おい、そこは自分から今の状況を話すんちゃうんかい!!
私「えっと、で今被害者の方とはどうなってるんでしょうか?」
この時、やっぱりこの人、会話のキャッチボールができないと
再確認してしまいました。
オ「実はまだ、連絡とれていません。」
私「!?まだ連絡取れていない?まだ?どういうことです?」
オ「検察からまだ連絡が無いので。連絡先分かっていなくて」
私「最後に検察に連絡とったのっていつですか?」
オ「先週こちらに来た日くらい、だと思います」
私「いや、それちゃんと確認してください。何で常に「待ち」なんですかね?
お願いします。もう時間も無いですし焦ってくれてますか?」
オ「わかりました。これが終わったらすぐ連絡してみます。」
ふざけるな・・・・。こちらから言わないと何もしないじゃないか。
こいつ。とはいえ、私が他の人に契約を変えるとか、現段階じゃできない。
とにかく、このオドローを信じるしかない。
私「とにかく、私は今あなたしか頼りになる人がいない状態なんです。
少しは焦りを見せてください。このまま話も出来ずに起訴されてしまったら
どうしようもないです・・・。」
オ「分かりました。やるだけやってみます」
そう、もう残されている時間ないんです・・・・・。
〜『訪問者の多い日』⑥へと続く〜