『訪問者の多い日』④ | 突然の逮捕〜仕事復帰まで。突然の転落人生。

突然の逮捕〜仕事復帰まで。突然の転落人生。

順風満帆な生活から一転。
突然の逮捕から社会復帰までの経験談を同じ悩みを持つ方や、その周りの方にお伝えしたいと思い、書かせて頂きます。
文章など、拙いところあるかもしれませんが、お許し下さい。

~『『訪問者の多い日③』』から続く〜

 

初めての人はこちらからご覧下さい♪

 

 

そして、もう一人・・・・

 

その子は、入社以来、ずっと優秀を貫いてきた

営業です。この子はもうこの命名しかありません。島耕作君です。

 

彼と出会ったのは、本社に異動した時です。

彼も同時期に本社に異動してきました。

私の4つ下くらいなので、まあ、とっても早い本社での

営業勤務ですね。異例でした。

 

その時の私と彼の関係は、

商材違いで同じ企業担当でした。

営業先は同じだったのです。

ですが、販売する商材に関しては、

圧倒的に島耕作君のほうが多いし、規模も大きかった。

そして島耕作君はそれを難なくこなしていました。

 

私は、うちの会社にこんな仕事を卒なくこなすやつが

いるんだ、とただただ茫然としたのを覚えています。

私なんて、支店にいたときは本社の奴らは何やってんだ、

会社の中でぬくぬくと何もせずに・・・。とか思っていましたが、

本社に来た瞬間、本社の仕事量に

愕然とし、まずそれに慣れるのが精いっぱいでした。

 

そんなこんなでも時が経ち、私は本社の違う部署に行くことに

なりました。

その忘年会で、私は去り際ショートコントをして、

去っていこうと思い、当時のその部署の部長が超怖かったのですが、

その人をいじるネタを最後にぶちかまそう。と意気込んで

島耕作君と策略し見事成功、部署メンバーから大喝さいが起きました。

 

そんな事をして3年後、私はその部署に戻る事になり

戻ってみると、まだ島耕作君はいました。

しかも会社の中で一番大きな取引先の営業マンでした。

そして、私は、同じ取引先を任されることになったのです。

しかも当時とは商材が逆になるという奇跡。

 

島耕作「今度は逆の立場になりましたね笑」

 

私「そうだね。また助けてもらいます笑」

 

とか言いながら、二人で四苦八苦しながら、営業をしていました。

 

私は二人の受付票を見て心底感じました。

 

人と人とのめぐり合わせって本当にあるんだな。

そして、この先どうなろうとも二人は大切にしないといけない。

 

走馬灯のように流れていく記憶を

懐かしみながら、お昼の時間になったので

冷たい冷や飯をほおばりました。

 

 

 



 

 

〜『訪問者の多い日』⑤へと続く〜