還暦から始めた旅21話ロシア編⑦サンクトペテルブルク(6、窃盗団にやられた) | ケイゾーのブログ

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8/13 運河、ネヴァ川遊覧のち

 

クリボエードフ運河沿いにある

血の上の救世主教会に行く

公式名:ハリストス復活大聖堂

1881年3月13日ロシア皇帝アルクサンドル2世が暗殺される

その皇帝が暗殺された地の上に建つのがこの教会である

 

モザイク画

 

シャンデリア

 

 

 

 

イタリア大理石

ここで暗殺された

 

ヨーロッパ中から石が集められた

 

 

全能者ハリストス(キリスト)

 

ロシア正教祭壇

 

若き日のハリストス

 

 

 

 

今日13日は運河、血の上の救世主教会を見て一日有意義だった

 

さて手持ちが4000ルーブルになったので、近くの銀行ATMで現金を下す

 

この時はJTBのマネーカードで6000ルーブル下して、メトロでホテルに戻ろうとメトロホームで電車を待つ

 

後から来た3~4人が私の前に並ぶ

 

駅で2~3駅なので、気にせず待つ

 

そして電車が入線し乗り込もうとするが、前にいた3~4人がいっぱいなので、やめとけ!と手をふって合図する

 

そんなに混みいってないと思ったが、従うことにした

 

すぐにまた電車が来た

 

前の人々に続いて乗り込む

 

だが、乗り込んだ大柄な男が何かを言って急に降りようとする

 

後ろから必要以上に押してくる

 

誰かが私のウエストポーチを引っかく、そして後ろから押してくる

 

一瞬危ないと思って、大柄な男を脇を絞って肩甲骨を使って突き飛ばす

 

大柄な男は驚いた表情になっていた

 

私は、”危なかったな”と思いつつウエストポーチを確認する

 

しっかりあるではないか!

 

しかし、ポーチのファスナーが開いている

 

調べてみる

 

財布がないではないか?

 

ほんの一瞬である

 

信じられない速さである

 

突き飛ばした男は、私の後ろに目配せしている

 

誰に送っているかわからない

 

私は、「Gime the money !」と男に迫る

(『Give me my money back』と言うべきだったが、私の言い方だと、私が加害者になってしまうだろう。 またロシア人のほとんどが英語を理解しないので誰も見向きもしてくれない)

 

男は肩をすくめるだけだ

 

万事休す

 

次の駅で降りることにする

 

わたしの後に、近くにいた男が一人降りて来た

 

そして私に声をかけて来た

「ずいぶん混んでいたね」

 

それから駅員にも警察にも行かなかった

 

被害届を出しても、お金は決して戻ってこないだろう

 

それに費やす時間が無駄になるだけだ

 

下手すれば数日要し、宿泊代も余計にかかる

 

悔しいが、諦めることにする

 

たぶん私と一緒に降りた男が私の財布を持って降りただろう

 

もし私がどの電車の何両目で被害があったと言っても、怪しき男たちからは何も出てこない

 

たぶん私がATMで金を降ろしているのをみて、つけて来たのだろうと思う

 

すぐに電車に乗らなかったのは、仲間を待っていたのだろう

 

財布に現金だけ入れていて、クレジットカード等入れてなかったのが、「不幸中幸い」である

 

教訓として、ウエストポーチは前に回して自分の手でしっかり確保する

 

お金を降ろしたら、つけられていると思え!

 

一人旅はいろいろと気を付けて行かねばならない

 

 

つづく