鈴木亨×わたなべれーな TWO MAN LIVE SHOW | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

12月17日は昼と夜にネット配信のライブを見ました。
前回に続き、今度は18時半開演の鈴木亨さんとわたなべれーなさんのツーマンライブの話を、と思いましたが歳末で忙しく半分まで書いて放置してました。

会場は代官山ノマドです。
「THE・BIG CHANCE COME BACK AGAIN」と題されたライブ。
今から8年前。おふたりはフジテレビの「THEビッグチャンス」というオーディション番組に出演し、番組で対決されたようです。
それが、れーなさん上京した際に再会。「8年振りに再会できたのも、お互い今も音楽を続けられている、続けさせてもらってること、感謝です。」とあります。これは見ておきたい。

 

 

ツーマンの先手はれーなさん。
最初の曲は「Hey,」。続けて、おカネと音楽のうたですと、「つまんないよ」。
瓦礫は片づけない超えて行くよとうたう。笑顔が素敵だ。彼女はいつも、どんな困難も笑い飛ばして前向きに進んでいく。

3曲目の「gradation」を終えてあいさつ。
8年前のオーディションで出会い、何故か再会。運命的なものを感じてこのライブを開催したと紹介。
なぜ今なのか、私の中でもむかし話になっていた出来事。でもお互い音楽活動を続けてこれたのはすごいことで、このライブは意味のある、意味を持たせたライブにしたいと思ってる。
これまでの音楽活動を通じてできた大きな縁を大切にしていきたいという思いを詞にしたと、「あったかいね」。

熊本の音楽大学へ通っていた頃保育科もあり、保育実習を通じて保育士の仕事にも興味を抱き、音楽の仕事と両立することになったこと。上京後ウイルスの蔓延で音楽活動を休止せざるをえなかったこと。昨年活動を再開したこと。
これまでのいきさつを話し、東京にいる自分を歌にしたい。やさしい曲を作りたかった。ゴミ捨て場を額縁で切り取ったようなきれいな曲を作りたかった。けど、そうはならなくてと、「トーキョー」。そして続けて「強くあれ」。

亨さんと8年ぶりにあって、全然変わらない。
番組であったきりで、その後はSNSで繋がりはあったそうです。

悲しいこと、嫌なことの解消手段が音楽だった。
次はお爺ちゃんが亡くなった時書いた曲。東京で保育士をしていて帰れなかった。日常が淡々と進んでお爺ちゃんが居なくなった感じがしなくて、区切りをつけなきゃと制作したそうです。
「暮れの春」を演奏。れーなさんらしい、あったかい、切ない曲。

日常をうたった歌ですと、最後に「ケ」を演奏。この曲好きだな。

※れーなのセットリスト
Hey,
つまんないよ
gradation
あったかいね
トーキョー
強くあれ
暮れの春


 

ツーマンの後手は、初めて曲を聴かせてもらう鈴木亨さん。
兵庫県の西宮市ご出身で、3年前にれーなさんと同じく上京。都内を中心に音楽活動されているようです。
最初の曲はキーボード弾き語り。
あったかい曲。タイトル分からないけどこの曲好きだな。印象深い。
演奏を終え、次はアコースティックギターを抱え、あいさつ。奇蹟の倍音ボイスの人ですと自己紹介。例のオーディション番組出演時のキャッチコピーなのかな。

アコースティックギターで2曲続けて演奏。
コメント欄の書き込みから2曲目は「煌」というタイトルのようです。
会場の代官山ノマドは亨さん初出演だそうで、メチャクチャお洒落なライブハウスと話します。
件の番組。直前まで対戦相手は知らされず、出演が決まった時相手が女子高生だったらヤバいな、などと友人と軽口を話してたら本当にそうなってしまって衝撃だったと、懐かしそうに話します。

アコースティックギターで新曲の「綿毛」を演奏。
演奏を終えると再びキーボード席へ。
彼もまた、3年前の上京したタイミングでウイルス禍に巻き込まれ、活動自粛をされてたそうです。
あの時共演したれーなさんと初めてライブができる、特別な日。
未来は明るく、そんな想いを込めたと「ミライノツミキ」。

 

キーボード、ギターと、二刀流の演奏を聴かせてもらいましたが、最後の曲はまた別な楽器。
この楽器分かりますか?と問いかけます。ビオラ(ヴィオラと表示)ですね。
僕もれーなさんと同じく感謝を伝えたいとウエディングソングの「オブリガード」。ポルトガル語でありがとうという意味のようです。
ピアノのオケを鳴らしてうたいました。ヴィオラ、素敵です。

※鈴木亨のセットリスト
(タイトル不明)

(タイトル不明)
綿毛
ミライノツミキ
オブリガード

 

 

ライブのラストはれーなさんと亨さんのセッション。笑顔でおふたりさん再登場。
あらためてれーなさんから謝意が伝えられます。
そして、8年前に共演した番組がショータイムがテーマだったらしく、それにちなみフェルトで亨さんに蝶ネクタイを作ってきたと紹介。めちゃよがんでるでしょと笑います。
あれから8年いろいろなところでライブ演ってきたけど、しっかりライブするなという感想聞いたの今日が初めてと話し、また笑います。

せっかくなのでお互いのオリジナルソングをコラボしようぜということで、まずは亨さんの「ノンシュガー」。亨さんはキーボード席へ。
今日一番緊張してるとれーなさん。傍らに鉄琴が置いてあり、この演奏で初挑戦されるそう。目標は鉄琴を軽やかに打ってあのカメラにドヤ顔することですと話しますが、リハの時に必死で全然見れてなかったと亨さん。ゆったで、やらなあかんで。
ちょっとだけ鉄琴間違えて(笑)2番はれーなさんがボーカル。
演奏を終え、大丈夫かなと兄妹の発表会を見ているような感じでしたと亨さん。

このコラボ曲2曲入りの限定CDを発売しますと紹介。通販でも買えたので、ライブの後自分もすぐに購入しました。
今度はれーなさんがアコースティックギターで亨さんがヴィオラ。
ずっと弾き語りでうたってきた曲で、ヴィオラとコラボは初めてと話し、このあとビオラの発音について談議になりました。
それではヴィオーラとオギータで、奇蹟の倍音ボイスと天才女子高生でライブしたいと思います。
曲はれーなさんの「ANSWER」。今度は1番を亨さんがうたいました。
2番は亨さんの奏でるストリングスが曲の魅力を引き立てますね。
この曲、件のオーディションでれーなさんが優勝するのですが、その時に演奏した曲だと聞いたことがあります。想い出が多く詰まった、大切な曲なのでしょう。これまでにも節目節目で演奏されてきました。

私たちはこれからも、どんな環境になっても歌をうたっていくんだろうなと思います。
と、れーなさんが喋ると、しっかり話すなと亨さん。しっかりライブするでしょとまた笑います。
この曲があってかなり環境が変わった。自分の音楽人生のなかでずっと忘れられない曲。ふたりにとっても特別な楽曲を一緒に演奏したい、亨さんそう話し、最後に「ひまわりの約束」。
亨さんはアコースティックギター、れーなさんはギターを置いてシェイカー。
1番をれーなさん、2番を亨さん、そして最後はふたりで。
笑顔に包まれたライブはこれでおしまいです。

※セッションのセットリスト
ノンシュガー
ANSWER
ひまわりの約束(秦基博のカバー)