見知らぬ部屋 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

今日は2、3件目がキャンセルで、9時半に1件目を終えたあと次の15時半までかなり時間空きました。
映画見に出かけようかとも思いましたが、明日は東京へ出かけるのでゆっくり休もうと、家へ戻りました。

家事をして昼食を作って食べ、それから遊佐未森さんの「潮騒」を聴き乍ら本を読んで、CDが終わったので次に立花綾香さんの「深臓」を再生。


……聴いていて、いつの間にか眠ってしまっていた。
気がつくと、先ほどまで曲を聴いていた立花さんが部屋にいた。
前から住んでいるようにふるまう、立花さん。妹と、それから母も家にいて、4人で住んでいるみたいだ。私の母はすでに亡くなっているが、何故か違和感を感じない。

もう夕方の仕事へ出かけなきゃ。
準備しようと箪笥を開けるが、自分の服が入っていない。そもそも家の箪笥じゃない。
携帯電話と腕時計も無い。
とりあえず、置いてあったナース時計を服に着ける。
完全に遅刻したが、事務所へ連絡する電話が無い。

ガヤガヤと談笑する3人を横目に軽いパニックで急いで出かけるが、5階の筈なのに平屋の家だった。そういえば部屋のつくりもまるで違っていた。
自転車も、いつもの場所に無いが、なんとか見つけて乗れた。



……乗っていてふと気がつくと、いつもの部屋でいつの間にか眠ってしまっていた。
立花さんのCDは終わっていた。
携帯電話のセットしたアラームの鳴る10分前だった。