ファーストコンサートツアー Myuk 福岡公演 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

6月4日に初めて観に出かけたMyukさんのライブレポート。
映画を見たマークイズ福岡ももちから天神へ移動。いつもの駐輪場へ行きましたが、まだ3時間くらいあるので開演前に書店に立ち寄り、献血もしました。


会場は、谷山浩子さんや八神純子さん、立花綾香さんのライブ観に何度も来ているROOMS。
17時開場。いつもの、あたりに坐りました。
福岡は彼女の地元熊本の隣県ということもあり、前方の列はMyukさんがメジャーデビューされる前に、熊川みゆ名義で地元で音楽活動されていた頃からのファンとみられる方が多くいらしてた様子。会話が聞こえてきてほっこりしました。ご家族様も来られてたのかな。

17時半にいよいよ開演です。
Myukさんのほか、サポートのグランドピアノ奏者、そしてチェロ、バイオリンのストリングスのおふたりと合計4名でステージは行われました。4人とも黒系のステージ衣裳でした。

♪世界が泣いてる彷徨い歩いてる……
最初の曲はメジャーセカンドシングル「シオン」。
次いで「星に願いを」。
ストリングスがはいって、配信版とはまたちがう新たな一面ですね。

2曲を終え、あいさつ。確か、心込めてうたいますと話してたかな。照明の関係であまり表情は見えませんでしたが、少し緊張した様子がお声などからも見てとれます。
以後、MCはアンコールまでほとんどありませんでした。この為曲に込めた想いなどは聞けず。

アコースティックギターを手にするMyukさん。これでカルテットですね(ビオラの代わりにギター)。
曲はシオンのカップリング「あふれる」。
そしてこの冒頭のギターは「Blue Bird」!インディーズレーベル、熊川みゆ時代の楽曲です。これ一番好きな曲で聴けてよかった。
重厚なギターサウンドが魅力ですが、Myukさんのギタープレイなかなかのもの。

ギターを一旦置くMyukさん。
次の曲はシオンの限定版に入っているBDにスタジオライブ動画が収められている、「みんな空の下」これは絢香さんのカバー曲。
そして同じく尾崎豊さんのカバーで「Forget-me-not」。
この2曲はルーツとなった楽曲と、ジャケットのステッカーに書いてありますが、どのような想いで収録されたのでしょうか。
此処までたかい歌唱力に圧倒されっぱなし。

再びギターを手にするMyukさん。

…ずっとひとりぼっちだった 君に出会うまでは
ずっと一緒にいた 手をつないで歩いた
でも君はここにいない
そんな夜夢を見た
なつかしくて少し淋しい

最初にこんな詩を語り、曲は再びインディーズ時代の「あの日夢を」。
Blue Birdと同じ2018年の彼女が高校生時代に配信開始された曲で、これも最初聴いた時衝撃でした。
すごい名曲。確かサポート無しで弾き語りで演奏されました。
インディーズ時代の曲は彼女の自作曲ということもあり、ボーカルがより際立ちます。

続いてこれもインディーズ時代の「青空なんて飛びたくなかった」。
発射されてしまった飛行物体の視点で悲哀を語る、これも最初聴いた時その歌詞に衝撃を受けたものです。
世界情勢に想うところがあったのか、最近弾き語りバージョンがYouTubeで公開されています。
サポートの方が感動というか、心揺さぶられた様子で聴き入っていたのも印象に残っています。

インディーズ時代曲をもう一曲。「夜の舞踏会」です。
今度はサポートも入って立って演奏。そして続けてメジャーデビュー後今のところ唯一の彼女の自作曲「ラブソングの衝動」。
このあたりでライブは最高潮。手拍子もありました。

ギターを置いて、確か次の曲は「Snow」だったと思います。
そして続けて「アイセタ」。これは先ほどのように詩の語りがありましたが、メモしきれず。
盛大な拍手のなか、ライブは終わりました。


※セットリスト
シオン
星に願いを
あふれる
Blue Bird
みんな空の下(絢香のカバー)
Forget-me-not(尾崎豊のカバー)
あの日夢を
青空なんて飛びたくなかった
夜の舞踏会
ラブソングの衝動
Snow
アイセタ

※アンコール
Pancake
魔法

アンコールを誘う手拍子のなか、なにかの演出でしょうか、カチカチと音が鳴っています。
ライブグッズのTシャツに着替えてMyukさん再登場。
やはり詩の朗読から入り、曲はこのツアーの直前に配信開始されたばかりの「Pancake(パンケイク)」。

アンコールありがとうとMyukさん。

私のライブ初めてという方はいますかとの問いかけに、自分も手を上げましたけど、前の席の熱心なファンの皆さんも一斉に手を上げます(笑)。

見知った方もチラホラと…笑みを浮かべるMyukさん。


デビューしたけどウイルス禍でライブ活動ができず、ずっとワンマンライブが演りたかった。皆のおかげでやっとできた。ありがとう。
小学一年でうたいはじめ、高校生で本格的に音楽をはじめた。ずっといろいろな意味で音楽にすくわれた。
毎日うたうことのしあわせ。うたうことを信じてよかった。
お互い違う人生を歩んできたけど、今だけは同じものを共有したい。
此処からがスタートライン。

堰を切ったように想いを口にするMyukさん。
サポートメンバーを紹介。
ピアノ、西野恵未さん。
チェロ、水野由紀さん。
バイオリン、小寺里奈さん。
小寺さんは、先ほどのBD収録のライブにもバイオリンで参加されてますね。

…あの夜をそっと思い出す
詩を朗読し、最後はメジャーデビュー曲「魔法」でした。



写真は会場で配られたメッセージカード。
右のCDRは私が先日自作したもので、Myukさんまだアルバム出してないなと思い、メジャーデビュー後に発売配信された楽曲を集めたものです。

スタートラインに立ったばかりの若いこの音楽家を、これからも見ていきたい。