立花綾香弾き語りアルバム「ARIA」リリース記念ワンマンライブツアー福岡公演 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

1月30日に、久しぶりに会場入りして立花綾香さんのライブを観ました。
会場入りして立花さんのライブ観るの、メジャーデビューされて2020年一月の「HELLO」のレコ発以来。

今回は、弾き語りアルバム「ARIA」リリース記念ワンマンライブツアー九州編と題され、福岡市と、立花さんの実家がある熊本県山鹿(やまが)市の2公演が行われる予定でしたが、感染急拡大の為、会場規模のちいさい熊本公演は中止。リモートも追加して福岡のみ行われてます。

会場は中央区清川にある、立花さんのホームともいえるライブハウスCavern Beat。
13時半の開場時間よりだいぶ早く出かけて天神の書店に立ち寄り、それから書店の地下で献血もしてきました。
2009年から献血していますが、今回で10回目だそうで記念品頂きました。常に手荒れしており、まだ10回目。


厳重な感染対策が為されており、自分も対策として不織布マスクと布マスクの二重とし、仕事で使うビニル手袋着けて入場してます。

ふと、会場に雨。
「ARIA」の初回盤に収録されている「春雷」が、会場に流されました。
そして、14時に開演。立花さんがステージに上がりました。
今回はサポート無し。立花さんのキーボード弾き語りです。

最初の曲は「青」。そして、「最初はハロー」「光」と連続で演奏。
リモートでちょくちょく見てるけど、お変わりなさそう。

3曲を終え、あいさつ。熊本公演の中止の件と、こんななかライブを観に来てくれたことへの謝意も伝えられました。
新アルバムARIAについて、初の弾き語りアルバムで、ライブになかなか行けない今、ライブを持ち帰るというコンセプトで制作したと話します。

次の曲は、ARIA制作の際に真っ先に入れようと思ったと、「Dye(染)」。
実はARIA、通販で購入して楽しみにしていたのですが、どうも一連の立花さんの盤と自宅のCDデッキの相性が悪いようで、エラーが頻発してまだ通しで聴けていません。
Dyeに続けてARIA1曲目の「アマノジャク」、そして未音源化曲「BREMEN」を演奏。

2年。福岡市早良区の西新に住んで、実家にも援助してもらいボーカル学校に通ってた。
ぽつぽつと話し出す立花さん。以前のライブで、少し聞かせてくれた話ですね。
バイトに明け暮れ、ライブを演る余裕は無かった。
何やってんだ?何に必死に生きてる?そんな日々のなかこんなことを思い、福岡を後にし憬れだった東京暮らしと音楽活動を開始。
ライブもそれなりにできてたなか、また、何しに来たっけ?と思ったそうです。ライブもそれなりにできてるというぬるい日常に満足してた自分に気がつき、それを打破する為2016年に制作したのが次に演奏される「東京水槽」。
同じ場所に留まらず、ふり返らず、前へ前へ。そんな曲ですが、こんなにも強い想いが込めらているとは衝撃でした。これが立花さんの一番好きな曲ですが、ますます大切な曲になりました。
このウイルス禍。ライブができない。発表の場が無い。こうした現状に甘えているんじゃないかと思った時、この東京水槽を制作した頃のことを思い出し、ARIAに収録しようと思ったそう。
痺れるMC。でもいつかこわれてしまうのではないかと、細い肩を見て思いました。

楽しめてますか~と呼びかける。
もちろんですとも。
声が出せないのがなんだ!と、「とけるよ」「ピーマン」を演奏。
コール&レスポンスの変形?立花さんが鍵盤を叩き、それと同じリズムで観客が手を叩くという趣向。最高潮です。
次いで名曲「Eyes」。冒頭部分はアカペラ。

今日は会える楽しみが大きかったと、あらためて気持ちを伝える立花さん。
(観客が声出せないのを見越し)アンコール要らないですよ5分したら出てくるので。(笑)
影(陰かな?)になるような、力になるような曲、と、最後は「あいいろ」「Iris」と名曲で繋ぎ、一旦ステージを後にします。


※セットリスト
SE.春雷(日常ver.)

最初はハロー

Dye(染)
アマノジャク
BREMEN
東京水槽
とけるよ
ピーマン
Eyes
あいいろ
Iris

※アンコール
画鋲
SE.冬暁


予告どおり戻ってくる立花さん。アンコールです。
ありがとう、ライブは続けていこうと思うと、気持ちを伝えます。
もうすぐ春が来ます。寒い時はネガティブになりがちだけど、冬は春に向けての準備期間。
最後の曲は「画鋲」。
この曲は先ほどの東京水槽のMCで語られた、東京へいくことに決めた彼女が、暮らしてた西新の家をあとにするという描写、その時の想いが詞になっています。
2年暮らしてたという福岡への想いも伝わってきました。
特別な想いでこの日演奏されたのでしょう。最後にこれが聴けて本当によかった。

会場にエピローグが流れます。ライブは終わり。
また会いましょうね。