鈴木康博ソロライブ2019~2020元気であれば!! | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

12月8日はいつもの移動支援の仕事終えたあとバスに乗り、鈴木康博さんのライブを観に出かけました。



会場は今年も、博多区中洲にあるS.O.Ra. Fukuoka。17時開場。
福岡公演はこの前日も北九州市で行われたのですが、この日も40人くらいは入ったでしょうか。用意された椅子に坐りきれず、急遽追加の椅子を出していました。

※ツアー中ですので以下ネタバレにご注意ください。




※前半セットリスト
ポジティブシンキング
Keep On Running
この国のレベル
自由といっても
縁もゆかりも
TIES OF US
雨よ激しく
海辺にたたずんで
元気でさえあれば
コンニチハ貴き故郷(とうときふるさと)

17時半に開演となりました。今年もヤスさん元気そうです。
まずはおなじみ?のギターチューニングから。
会場入りするとお客さん少なくて心配したけど、多くの観客が入ってよかったと話します。

このほか、71歳になったこと。来年で小田和正氏とオフコースを結成し、「群衆の中で」でデビューを果たして50周年になること。来年もがんばるといったことも。
この前日北九州市の小倉でもライブを行った話もされ、まだオフコースが全く無名だった時代に小倉で公演を行った時は、かぐや姫やガロの前座だったということも語られました。

今回のツアーは、先月発売されたばかりの「LIVE!!!」という、文字どおり2016年から今年までに行われたライブの音源を収めたCDに収録されている曲を中心に演っていくそうです。
最初は、そのライブアルバムや最新アルバム「元気であれば」収録の「ポジティブシンキング」。手拍子が巻き起こりました。
この、元気であれば。70歳になって思った事を詞にしたという話とともに、昨年もありましたがトシのことばかりとも語られました。

「Keep On Running」、「この国のレベル」は、僕自身がカッコイイと思う曲だと話し、演奏。この国のレベルはハーモニカを交え、本当にカッコイイ。

こうしたおひとりでのアコースティックギター弾き語りスタイルのライブは2001年頃から始まったそうで、これは昨日の小倉でファンの方から教えてもらったとか。
それ以前は弾き語りでも、アルバム「Acoustic」などに参加されているギターリストの岡崎倫典(りんてん)氏をサポートに迎え、演っていたそうで、ひとりライブは一大決心だったそうです。
演奏された「自由といっても」は、オフコースを離れて最初の5、6年は良かったけどだんだん下火になり、レコード会社をクビになったという経験から生まれたそうです。
自分も、この曲が発売された2000年頃はたいへんだったな。


「雨よ激しく」はオフコース時代の曲。
あのファルセットが、よい感じに枯れて印象に残ります。

前半ラストは「元気でさえあれば」と「コンニチハ貴き故郷」。
若い人のギターは同じコード。
僕らは(演奏を交えて)「禁じられた遊び」からベンチャーズ、ビートルズと、ギターを覚えていった。でも音が大きくなり、ガレージがあるような家でしか練習できないので、自然とフォークソングになっていき、そのなかでコードが形成されていった、といったことを話してました。
でも歌詞には、才能満ちあふれた若者に出会う(中略)引き込まれて、老いを悟るときは近いのかと時代の風頬に感じながら、とあります。


※後半セットリスト
Birthday(N.S.P/天野滋のカバー)
挽歌
心の言葉
素敵にシンデレラ・コンプレックス(郷ひろみのセルフカバー)
オールドマン
孤独
のがすなチャンスを
夢キッスR70
この先の道

※アンコール
一億の夜を越えて
燃ゆる心あるかぎり

後半がはじまりました。
やはりまずはチューニングで、その間、昨年も語られた人間ドックの話をされてました。
今年も受けたそうで、その際認知症テストの結果が、昨年は30点満点の27点だったのが、今年は24点で、来年は再検査になるんじゃないかと話して沸かせます。

最初の曲は久しぶりに聴かせてもらう「Birthday」。
N.S.Pの(故)天野滋氏が88年に発売したアルバム「BECAUSE OF YOU」に収録されている曲で、これの編曲をヤスさんが担当されており、氏が亡くなられたあとライブでよく演奏されてましたね。

続いては「挽歌」。次第に弾き語りのライブが増えてきた90年代初頭、定番になる曲をと制作されたそうです。
ハーモニカを交えたおなじみのライブアレンジ。この曲好きだな。

「心の言葉」は、今回のライブ!!!のラストに収録された新曲。
普段伝えきれない、観客へのありがとうの気持ちを詞に込めた曲です。

「素敵にシンデレラ・コンプレックス」です!
これは久しぶり。2011年に横濱市までバンドスタイルのライブを観に遠征し、その時演奏されましたが、それ以来です。
続く「オールドマン」は、間奏で口笛を交えた演奏。

次は「孤独」、「のがすなチャンスを」、「夢キッスR70」と3曲続けて演奏しますの声にどよめき。あの、のがすなチャンスをですからね。
盛大な手拍子!のがすなチャンスをは、例の拳を振り上げる動作を全員で。会場の皆、この動作が遺伝子かなにかに刻み込まれています、きっと。

ラストは「この先の道」。
最近数年間の発売アルバムのタイトルを繋げると、「元気であれば」「この先の道」「一歩」「いいことあるさ」とひと続きの言葉のようになると話し、これからも一歩一歩歩んでいくといった決意の言葉を話します。

アンコールです。ステージを下りずに続行されました。
超定番の「一億の夜を越えて」に続き、「燃ゆる心あるかぎり」。
昨年と同じく、途中の歌詞を「男70この青春の火を絶やさずに生きてゆこう」と変えてうたいました。



今年もかっこよかった。
終演後にサイン&撮影会。
自分も「ライブ!!!」を購入し、ライブ会場限定特典の歌詞カード&ミニ写真集にサインを入れてもらいました。ツーショット写真も。