四王寺山・後篇 (大原山~大城山) | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

ひとつ前の記事の続きです。

 

遠見所を後にし、明るい四王寺の森を更に北へ歩いていきます。

 

12時45分頃、3座目の大原山(おゝばるやま)へ着きました。標高は354m。
こちらは眺望は無く、縦走路の途中のピークといった感じです。

 

大原山頂から更に北へ北へ歩いて、松川分岐に出ました。
今ちょうど、古代山城である大野城の東側の外周部を北側へ歩いているところです。

 

小石垣というところへ出ました。
古代の山城、大野城の石垣です。

 

小石垣の下へ下りて、見上げて撮ったもの。

 

小石垣から西側へ歩くと更に北石垣というのがあるようですが、先ほど見た案内図によると北側の道へ行くと瀧があるようなので、そちらへ向かいました。

 

一面緋色の川原。きれいで、先へ、進めなくなりました。

 

緋色の石段を下りて行くと、瀧はありました。鮎返りの瀧です。

 

瀧と紅葉の川原をあとにし、西側へ歩いて行くと、今度は巨大な石垣地帯。百間石垣です。これも大野城の一部です。
デイパックを置いてみました。こんなに巨大な石垣です。

 

今ちょうど、反時計回りに遠見所、時計でいうと3時あたりの大原山から大野城の址を歩いて、時計でいうと11時のあたりまで来たところです。それにしてもなんという広い城でしょうか。

 

次は?この道でしょうか。石垣の上へ登ると石段があります。

 

道がかなり荒れてました。太陽の方向からして北か北西へ向かっている感じです。
四王寺山地の最高峯へ続く道がこんなに荒れている筈がない。しかしそれならあの大げさな最初の広い石段はなんだ?

 

一角が開けて山が見えました。
白い建物があることから、山頂にレーダードームがある三郡山(935.9m)ではないかと思います。先ほど岩屋山頂からも見えた宝満山などを含む三郡山地の最高峯。
きれいでしたが、30分以上も無駄足。先ほどの石垣へ戻りました。
ほかの登山者さんの記事を読ませてもらうと、この山地は標高は低いものの枝道が多く迷いやすいようです。

 

正規?の道がありました。時刻は15時。まだ全行程の半分を過ぎたところです。
日が落ちると猪が出てきてたいへんです。少し急ぎます。

 

15時半に、神社のようなところへ出ました。毘沙門堂です。
大野城市のホームページによると、西暦774年にこの毘沙門堂がある場所に、持國天、増長天、廣目天、そして毘沙門天と、四天王を祀った四王寺を建立し、これが四王寺の名の由来となっているそうです。

 

毘沙門堂のすぐ近くに、四王寺山地最高峯の大城山(おゝきやま)はありました。
標高は410.0m。これで4座登りきりました。

 

近くに眺望のきれいな場所がありました。こちらからは海が見えます。
さぁあとは急いで下山しましょう。
帰路は国分(こくぶ)登山口の方へ続くルートをとり、最初の大宰府政庁址(都府楼址)へ出る予定でしたが、途中の分岐で道を間違えたらしく、大野城市の水城(みずき)へ下山してしまいました。まぁそれでもそんなに離れてはいないので、徒歩で自転車泊めている都府楼へ。
初めて登る山はこんなこともある。
 

17時半頃、都府楼へ戻ってきました。

 

黄昏(たそがれ)の太宰府。
古来、誰そ彼と書き、暗くて誰か彼かわからないといった意味。

逢魔ヶ時(おうまがとき)とも呼ばれ、こちらは魔物が出てきそうな時間といった意味のようです。


携帯電話ウェルネスの歩数計
29117歩、17797m

自転車“霞”のサイクロコンピュータ
走行時間:2時間17分38秒
走行距離:39.09km
平均速度:17.0km
最高速度:33.6km
でした。