12月8、9日と2日続けてライブを観に出かけました。
次は9日の鈴木康博さん。
会場は毎年おなじみの、博多区中洲にあるS.O.Ra. Fukuoka。(※頂いたフライヤーは中洲の字間違えてますね)
今年は新アルバム「元気であれば」のレコ発ライブということもあるのか、昨年よりも観客があきらかに多。いつものテーブルが無く、椅子がびっしりと並べられていました。
※オープニングアクト・youkoさんのセットリスト
生まれかわっても必ずあなたを好きになる
初恋のうた
ありがとう
まよい
開演の15時になると、女性の音楽家がステージに。
オープニングアクトのyouko(ようこ)さんです。
ヤスさんと同じくアコースティックギターの弾き語りで、4曲演奏。
日本有数のギターリストであるヤスさんの直前に演奏なんて、緊張するだろうなと思うのですが、状況を楽しんでるみたい。
ヤスさんに身長が185cmあり、スラっとしていてカッコイイ、みたいなはなしをされてたかな。
福岡県篠栗町のご出身で、福岡を拠点に演奏のほか、司会業もされているようです。音楽歴は10年くらいはあるようで、どうりでベテランらしいステージングでした。
※鈴木康博さんのツアーはまだ途中です。以下ネタバレにご注意ください。
※前半セットリスト
フォークソングバー
誇れる日
自由といっても
昨日への手紙
恋人よそのままで
美しい思い出に
汐風のなかで
失恋のすすめ
でももう花はいらない
次はいよいよヤスさん。
エアコンで室温が変わるとギターのチューニングが狂うそうで、昨年と同じくまずはチューニングからご覧くださいとはなします。
観客席を見渡し、最近は若い人も見に来てくれる。年齢層が少し下がってきた。
でも男性ばかり。そして皆ギターを弾いてる手元を見る。
ヤスさんのファンは、むかしから男性が多かったですね。確かにこの日も男性の観客の方が多かった。
最初の曲は「フォークソングバー」。演奏後に、70歳になり、今は年金をもらっていると失言?(笑)も。
4曲目からはオフコース時代の曲を演奏。
有名曲のB面。B面人生だったと以前のライブで話すと、ファンの方から私にとってヤスさんの曲はA面だからと知らされ、今はカップリングというように変わったそうです。
自分も、中学の頃オフコースのシングル盤買う時、B面聴くのが楽しみだったな。
「恋人よそのままで」では、間奏で口笛も披露。うまい。
売れるまでに10年掛ったけど、当人たちはあっという間だったそうです。
「神田川」の冒頭部分を弾き、2つしかコードがないと話して沸かせ、「Yes・No」を例にオフコースの曲は転調するので誰でも気軽に演奏できないようになっているとも話してました。
以前のライブでも、オフコースの曲は難しくてライブバーであまり演奏されないと話してましたね。
久しぶりの演奏となった「失恋のすすめ」。
1978年に発売された曲ですが、発表当時ギター1本で複数の音が聴こえてくるので、どうやって演奏しているのかとファンのあいだで話題になったそうです。
その、ギタープレイ。当時はできたけど、70になった今もできるか、これはリハビリですと話し、沸かせます。
リハビリが成功しているかは、この記事を読んだ君が、ライブハウスで確認しましょう。
リハビリに関連してこのほか、人間ドックに行ったという話も。
お元気なヤスさんから想像できませんが、その際に認知症の検査も行ったそうで、絶対に満点取るぞと気合を入れたという話がおかしく、自分はずっと笑って聴いてました。
40代の頃にも人間ドックされたそうで、その待ち時間に同じフロアーの親子とみられる女性ふたり組がこちらを見てヒソヒソ。こんなところにあの人がいるワケないよという話とあの人老けたわね、というのが聞こえてきたそうで、当時ショックを受けたという話も。
本人と名乗らないでおこうと決め込んだものの、その後病院のアナウンスで名前を呼ばれたというオチまであり、また笑い。
※後半セットリスト
Believe In Our Smile
この国のレベル
Keep On Running
Age is Just A Number
あゝ秋
コンニチハ貴き故郷
夢キッスR70
元気でさえあれば
燃ゆる心あるかぎり
※アンコール
一億の夜を越えて
いくつもの星の下で
後半1曲目は、昨年も演奏された「Believe In Our Smile」。
ザビ部分で観客の手拍子とYeah! Yeah! の掛け声をかける演奏ですが、昨年よりも観客数が多いので音に厚みがあります。
次の「この国のレベル」演奏前に、ライブでこういうのはめずらしいと思う、政治の話題。
固有名詞入りのかなり突っ込んだ話で、とても書けないです。
演奏は、間奏でハーモニカを交えたものでしたけど、これがまたカッコイイんです。
4曲目からようやく新アルバムの紹介。
アルバムタイトルについて、ツアー中とあるライブハウスのマスターから、元気でさえいれば来年もできるしねと云われたことから決まったそうです。
「トシ」のうたばかりとヤスさん。
曲毎にどのような思いで制作されたのかが語られました。
CD購入時に附属するセルフライナーノーツにも書かれています。記事が長くなりましたので、割愛します。
ラストは、今回のツアータイトルにもなっている「燃ゆる心あるかぎり。
発表当時、男40この青春の日々を……とうたってましたが、男50、男60と時代とともに歌詞は変わっていき、盛大な手拍子のなか、いよいよ男70とうたわれました。
すぐにアンコール。
アンコールは再びオフコース。
やはりこれがなくてはと思う「一億の夜を越えて」。
そして「いくつもの星の下で」。この口笛も絶品でした。
終演後、この日買おうと決めていた新アルバム「元気であれば」を購入。歌詞カードにサインを入れてもらいました。
近くのファンの方に頼んで並んで写真も撮ってもらいましたが、GRはむずかしいカメラなので、ちょっとピンボケ。
来年もこのライブバーで演りたいと話してた。
来年も、元気で、この場所で会いましょう。