飯盛山~日向山~高地山 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

昨日、8月14日はお盆でキャンセルが多く、仕事は朝の1件だけ。

仕事帰り、親父の初盆ということもあり、久しぶりに飯盛神社へ立ち寄り、御參りがてら飯盛山にも登ることにしました。

県道49号線を西進すると、飯盛山の全景が見えてきます。

 

この写真は13日の帰宅後に家のベランダで撮ったもの。

 

前日に夕立が降ったので、この日は空気が澄み、山がきれいに見えます。
写真左が飯盛山、右は叶ヶ嶽。

 

 

道路脇に紫色のちいさい花が咲いていました。
1mくらいある背の高い植物。ヤナギハナガサ(柳花笠)という名の、帰化植物のようです。

 

担当自転車の“響”を泊め、飯盛神社に御參り。

 

11時半に登山開始。まずは徒歩で中宮まで登りました。この場所から飯盛山への登山ルートが3手に分かれています。
前回、昨年の元日に登った時は右手の修験の道から山頂を目指しましたが、今回は中央のかつての中宮址から百貫石を通って登っていくことにしました。

 

最初は木段。
しかし早くも息切れ。休み休み登ります(休み休みじゃないと登れなかった)。
斜面やスロープだとなんともないのですが、この疾患、どうも階段状になっているとダメみたいですね。

 

登っていくと巨岩と、飯盛山頂が見えました。

 

これが百貫石。

 

 

巨岩に登ってみると、早良区の街並みと海が見渡せました。

 

百貫石の少し先に鋪装路があり、その脇から再び登山道が続いてます。

 

 

 

 

この山、標高は400mにも満たない低山ですが、全景写真から想像できるとおり山頂附近は急登が続きます。
この日は息切れがひどく、ロープ地帯を休み休み登りました。

 

12時半、飯盛山山頂(飯盛神社上宮址)に着きました。標高は382m。
標高が低いので仕事帰りに気軽に登れて、且つそれなりに険しい道なのが良いですね。

叶ヶ嶽方面から来られた登山者と、山頂のベンチで少し話をしました。
72歳と、話してたかな。かつては日本百名山も制覇されたベテラン登山者さんでした。

 

山頂から見えた早良区の街並みと海。

 

昨年12月に登った油山(597m)の全景がきれいに見えています。油山の右手前が荒平山。
おやじさんの話によると、なんとこの油山のずっと奥に、英彦山(ひこさん)が見えているそうです。
英彦山は福岡県の山で2番目に高い、標高1,199m。日本百景、日本二百名山の一。筑豊地方の山です。こんな遠くの山が見えるとは。
40代を終える前に、英彦山には登ってみたい。

 

飯盛山頂で30分ほど休憩し、呼吸も戻りました。時間もまだ早いので、高地山へ縦走することにして歩き出しました。
高地山は、以前に西区の今宿野外活動センターから高祖山(たかすやま)~高地山~叶ヶ嶽と縦走した時に登ったことがありますが、飯盛からは初。そもそもこの飯盛山、何度も登っていますが山頂から先へ行ったことが無いです。

 

 

 

 

 

明るい縦走路。猛暑のなか20分ほど歩いていくと、視界が開け、日向山に着きました。
縦走路の途中にあるピークで、標高は355m。おそらく麓の日向峠から名を取ったとみられ、ひなたやまと読むようです。

 

 

蜻蛉がたくさん飛んでいます。脊振山地がきれいに見えました。

遠く、ヒグラシ(蜩)の鳴き声。夏の終わりを告げる、ツクツクホウシ(寒蟬)。

それにしても暑いな。

 

 

日向山から10分ほど歩いていくとまた、一角が開けてベンチが設置してありました。

 

 

先ほどまでいた飯盛山が迫って見えます。
飯盛の左手には早良区の街並みと海。

 

 

 

もう少し歩くと、今度は糸島眺台とあり、今度は糸島市側が開けて見えました。

 

 

 

道端の花。名前は調べているところ。

 

これは帰路で撮影したヤマトシジミ(大和小灰蝶)。
ほかに、青い体色が美しいニホントカゲ(日本蜥蜴)、茶色い婚姻色のニホントカゲ、トカゲの一種のニホンカナヘビ(日本金蛇)、トノサマバッタ(殿様飛蝗)も久しぶりに見ました。

 

14時。広い場所へ出ました。叶ヶ嶽や高祖山へ続いている分岐です。
温度計は、飯盛山頂は32度でしたけど、こちらは30度になっていました。

 

分岐から50mほど歩いていくと、高地山へ到着です。
標高は、この日最高の419.4m。羽根戸山という別名もあるようです。
眺望は無し。

高地から更に高祖山~叶ヶ嶽へ縦走できますが、さすがにそれだと遅くなるのでこれで下山することにしました。




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12865歩、7847m