月日貝 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所

ツキヒガイをご存知でしょうか。
日本では千葉県の房総半島よりも南で獲れる二枚貝です。

殻径10~11cmくらい。

写真のように殻の表が紅色で裏が乳白色。
これを月と太陽に見立て、月日貝。

むかし、小学三年の頃、同級生の家へ遊びに行き、その子が集めていた貝殻を見せてもらったことがありました。
その中にこの月日貝があり、子ども乍らにきれいなものだなと感じたのを今でも憶えています。
それ以降、自分も貝殻を集めるようになり、今でも砂濱へいくとビーチコーミングをすることがあります。

それが今日の昼、次の仕事の時間まで少し間があったので夕飯の買い物をしておこうと、偶然立ち寄ったスーパーで売られてました。

食用とは知っていましたが、売られているのは初めて見ました。

鹿児島産のようです。それに安い!3個で300円もしません。



片栗粉をまぶしてバター焼きにし、オリーブオイルとパセリ。
帆立貝と同じイタヤガイ科で、似たような味かと思ったのですが大間違い。
帆立の親玉みたいな、濃厚な味わいでした。

これはおいしい。



調理を済ませて残った貝殻は、無論きれいに洗って、コレクションに加わります。