坂本真綾について | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所
坂本真綾(サカモトマーヤ)さん。

初めて彼女のことを知ったのは1996年。
「天空のエスカフローネ」というアニメーションを見てから。




平凡な高校生、神崎ひとみ。陸上部のスプリンターでタロット占いが好き。
少女漫画のような平凡な日常が突然破れ、光とともに現れたひとみと同じ年頃の少年と、禍々しい殺気を放ち火を吐く地龍。龍を倒した少年バァンとともに再び光に包まれるひとみ。
たどり着いた場所は、バァンの住む世界。空に地球と月が浮かび人と獣人とが共存する、地球の中世時代のような「ガイア界」と呼ばれる異世界。

ファーネリア王国の若き王で、王家に代々伝わり飛龍形態に変形できる伝説のガイメレフ(全高8mもある巨大鎧)「エスカフローネ」を駆るバァン。
ファーネリアの隣国アストリアの騎士で、国で僅か12人にしか与えられない天空の騎士の称号を持ち、ガイメレフ・シェラザードを駆るアレン。

ふたりの間で揺れ動くひとみの恋心。

何故かこわいくらいに当たってしまうひとみの占い、そして時おり見えてしまう悲しいビジョン。

やがてひとみたちは、ガイア界を巻き込む大きな運命に巻き込まれていきます。




放送当時はゲームセンターで働いていた頃で、周り、とくに当時の職場同僚らの影響で高校を卒業してからしばらく離れていたアニメーションを再びよく見るようになっていました。
「新世紀エヴァンゲリオン」「勇者王ガオガイガー」「少女革命ウテナ」「カウボーイビバップ」
そんな90年代のアニメーションでとくに好きなのがこの作品です。
この作品の主人公、ひとみの声を担当し、主題歌挿入歌をうたっていたのが坂本真綾さんでした。

当時、主題歌の「約束はいらない」を一聴してすぐに好きになり、サントラやCDシングルを購入。
彼女のファーストアルバム「グレープフルーツ」も発売日に購入しました。

彼女は当時16歳の高校生。映画の吹き替えを中心に活動されていた無名の彼女の才能を見抜き、音楽をやったことがない彼女に主題歌までも担当させた音楽担当の菅野よう子氏の采配は見事当たり、これ以後、声優として、舞台女優として、歌手として、それから作詞家としても高い評価を受けていきます。

2003年発売のアルバム「少年アリス」をもって、デビュー時からプロデュースしてきた菅野さんの手を離れてからも作品を買っていましたが、プロデュースする人によって作品にバラつきが出てきたのと、2000年にゲームの仕事を辞めて以降アニメを見る機会が少なくなったこと、また、購入するCDが増えてきたこともあり、2010年の15周年記念ライブのDVD以降、作品を買っていません。

しかし、今でも思い出したように「ハチポチ」や「少年アリス」を再生したりします。

高校生だった彼女も35になり、ご結婚もされ、音楽活動は20周年を迎えてライブツアーで福岡へやってきます。
何年か前に、彼女のライブを観に行こうとしたけど、その時はチケットが取れなかった。今回は取れました。

いよいよ明後日24日に、福岡公演開演です。
もう知っている曲も少ないかと思いますが、この20年間で初めて会いに行きます。