夜明け前出かけてまずは可也(かや)山に登り、その後芥屋の大門(けやのおゝと)というところを目指しました。
芥屋(けや)漁港から遊覧船が出ていて、それに乗って見に行く筈だったのです。
しかし時間をかけて芥屋までたどり着くと、天候は快晴でしたけど遊覧船は欠航。後で分かったのですが、強風波浪注意報が出ていたのです。
出かける前にその点を確認しなかった。ミスでした。
その後、芥屋海岸まで非常に遠いということもあり、あの遊覧船に乗る機会のないまゝ今まできました。
ずっと心残りだった芥屋の大門を巡る遊覧船に乗る為、糸島半島の先端を目指して、幣(にぎ)ノ濱の海岸沿いを通る通称サンセットロードを、霞とともに走り抜けます。
1991年式。車齢21年半を誇る我が自転車。
今では消滅してしまったゼブラ自転車の数少ない生き残り。
もう少し頼む。
14時頃、久しぶりに芥屋へ到着。
と、あまりに久しぶりで、芥屋漁港ではなく、芥屋海岸(海水浴場)へ来てしまいました。ちょっと引き返し。
ちなみに、この海岸を歩いて行くと閉鎖したホテルの廃墟があり、その裏にある登山口から以前登った立石山へ行くことができます。
程なく、ようやく到着。
今度は事前に警報や注意報が出ているか確認して出たので大丈夫。
窓口へ行くと、ちょうど今から14時15分の便が出るとのことで、ちょうどよかったです。もしこれを逃すと45分待ちとなるところでした。
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/05/40/j/t02200165_0640048012098910779.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/19/59/j/t02200165_0640048012098910780.jpg?caw=800)
10数人程の乗客とともに、20人乗りの遊覧船大門(おゝと)丸に乗船しました。いよいよですね。
芥屋の大門。
日本三大玄武岩洞の一。天然記念物にも指定されています。
※以下、案内板の説明より。
深成岩(角閃花崗((かこう))岩)を破って噴出した玄武岩柱の集合が、海上にそそり立つ断崖となって高さ64m長さ180mの小岬角(しょうこうかく)を成して玄界灘に突出している。
その裂挙は海蝕の為、奥行90m幅10~2mの洞窟を形成し、西側の急斜面は海蝕で裸となり長さ30mの玄武岩柱が美しい柱状節理を成している。
古来より、洞窟天井より落ちる水滴を躰に受けると、中風に罹らないと伝えられる。
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/4c/4b/j/t02200165_0640048012098910781.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/4c/1e/j/t02200165_0640048012098910782.jpg?caw=800)
ゆっくりと動き出す船。
遠くに、芥屋海岸の廃墟ホテル。
程なく、以前船で行ったことがある姫島も見えました。
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/9b/fc/j/t02200165_0640048012098913344.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/4e/13/j/t02200165_0640048012098913345.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/47/2f/j/t02200165_0640048012098913346.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/73/38/j/t02200293_0480064012098913347.jpg?caw=800)
六角柱、八角柱の集合体のような、独特の威容の巨大な岩塊が目前に迫ってきました。
船は回り込み、この小型船が入るほど大きな洞口へ向かいます。
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/d2/18/j/t02200293_0480064012098915049.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/34/a6/j/t02200165_0640048012098915050.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/70/f6/j/t02200293_0480064012098915048.jpg?caw=800)
洞窟内部で停船。
狭いですが、デッキに上がって写真撮影できるようです。
船のすぐ横に洞窟の壁面があり、触っておられる方も。
自分もISOの設定を急いで変えて撮影を試みましたけど、内部は暗い上揺れる為、だいぶピンボケしてしまいました。こんなときGRは辛い。
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/3b/b7/j/t02200165_0640048012098916887.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/ba/ea/j/t02200165_0640048012098916888.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/4c/8e/j/t02200165_0640048012098916886.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/75/58/j/t02200165_0640048012098916889.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/e6/99/j/t02200165_0640048012098918914.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/bc/bf/j/t02200165_0640048012098918916.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/96/db/j/t02200165_0640048012098918915.jpg?caw=800)
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/98/05/j/t02200165_0640048012098918917.jpg?caw=800)
洞口を離れる船。
僅かな時間でしたけど、貴重な経験でした。
セルリアンブルーと三角帽子。
それにしてもすごい迫力。ワイルドですね。
45分の遊覧は終わりました。
港へ戻り、ちょっと休憩。アクエリ2本とも無くなってしまったので、自販機で補充しました。
日焼け止め塗るの忘れて出たので、腕が真っ赤で痛い。
この後再び二見ヶ浦へ戻り、夕日の写真撮りたいなと思ったのですが、日ノ入まであと3時間以上あり、この炎天下で待ち続けるのは体力的にちょっと厳しい。
諦めて帰路に就きました。
またいつか。
この日の「霞」のサイクロコンピュータのデータです。
走行時間:4時間28分47秒
走行距離:76.61km
平均速度:17.1km
最高速度:38.7km
携帯電話ウェルネスの歩数計。
11652歩、7107mでした。
旅というものはそれを感じた人の数だけあり、大切なことはそれを「感じられる」かどうか。
交通手段は自転車と徒歩のみ。離島だけ船に乗る「ちいさい旅」。
今回もお読みくださり、ありがとうございました。
![若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所](https://stat.ameba.jp/user_images/20120726/01/keiwakamiya/18/d0/j/t02200165_0640048012098918918.jpg?caw=800)