博多祇園山笠・追い山 | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所
旅とゆうものはそれば感じた人ん数だけあり、大切なことはそれば感じらるかどうか。
交通手段は自転車と徒歩のみばってん、離島だけ船ん乗らる「ちいさい旅」。

タマには博多弁で書いてみるたい。

せやけど、普段は標準語で喋るけん意外とせからしか。
間違えとうところもあるかもしれんね。


博多祇園山笠。
博多どんたく港まつり、箱崎宮の放生会(ほうじょうや)とともに博多ば代表する祭りの一。
毎年7月1日から7月15日にかけて開催さる700年以上の伝統ある祭たい。

詳しくは山笠のホームページがあるけん、そこば見てやらんね。

今日は山笠ん最終日。
博多ん街が「流(ながれ)」と呼ばる八つのグループん分かれ、見上ぐるごたるほど大きか、1tくらいある舁(か)き山笠(神輿・山車に相当する)ば担いだ、法被(はっぴ)に締め込み(ふんどし)姿の舁き手と呼ばる男衆が、櫛田(くしだ)神社入りするタイムば流ごとに競うとよ。

そん迫力は必見ばってん、自分は生まれも育ちも福岡やけど、未だテレビでしか見たことがなかったとよ。
追い山は早朝4時59分から開始。
今日は見てやろう思うて、3時過ぎに家ば出た。

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4時過ぎ。
博多区上川端(かみかわばた)にある櫛田神社に着いたばい。
大幡主命(おおはたぬしのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、素盞鳴命(すさのおのみこと)の三神が祀られとう、博多總鎭守たい。


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まずは御參り。地元ではお櫛田さんって呼ばれ、親しまれとうとよ。
それにしてんすごか人やね。博多ん街が一番盛り上がる日やけんね。

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こんは展示用の飾り山。

さていよいよ追い山始まるたい。
千代流、恵比須流、土居流、大黒流、東流、中洲流、西流、上川端流の八つのヤマ(舁き山笠のこと)がこの神社の表にある山留めを5分毎に出て櫛田入りし、境内の清道ば回って奉納。そしてそのタイムば競うとよ。
荒々しか祭やね。

ヤマんスタート地点で写真ば撮ろう思うて人波かき分けてみたばってん、あんまりよか場所に陣取れんやった。

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五番山笠・東流。
ヤマは、写真左手にある(隠れて見えんけど)山留めから、写真右手のスタート地点に移動し、5分おきにまずは櫛田神社境内へ入るタイムを競う。

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七番山笠・西流。
沿道から水。勢い水ばかけられ、「おっしょい」の掛け声ばあげて境内へ入っていく。

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八番山笠・上川端流。
最後はひときわ巨大なヤマ。「走る飾り山」たい。
すごか熱気やね。


5時半。終わったばい。
晴れたね。せっかくの天気やしまだ時間早かけん、また登山ばしよう思うたばい。
ばってん、夕べ全く寝とらんけん眠かね。
出店の焼鳥屋で串三本買い食いして、縁起もんの祇園饅頭ば土産に買うてくさ、帰路に就いたとよ。



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ばってんやっぱ空と海が見とうなってな。港、築港本町に来てみたばい。
こん前作ったアメーバグルっぽ用の写真ば1枚撮ったたい。

もうウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)が飛びようね。
5㎝くらいのオレンジ色の蜻蛉。
こんは南九州で発生してな、それから猛烈な勢いで世代交代ばくり返し乍ら短期間ではるばる北海道まで北上。
ばってん寒さに弱かけん、発生地の個体群以外は毎年冬が越せんで死滅するらしい。
悲しかね。

お盆の頃にたくさん現れ、ご先祖の使いやけん捕ったらいかんち、自分の幼なじみが子どもん頃教えてくれたこと思い出す。

やっぱ博多弁で書くたせからしかね。
もうやめとこ。

したらまたね。