西の果て(前篇) | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所
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午前4時。西へ。

子供の頃描いた夢はなんだっただろう?

どうしてこんなつまらない人生になってしまったのだろう?

霞に訊いてみたけど、彼女はカラカラと音を立てるだけ。

曇天の空に弓張月。

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この前、柑子岳へ向かったとき右折した青木の交叉点を、今度は直進。
徳永交叉点で右折して暫く走ると、JR筑肥線の周船寺(すせんじ)驛に出る。
後はひたすら前進。以前に佐賀県唐津市へ出かけたとき乗った電車の、波多江、筑前前原(ちくぜんまえばる)、美咲が丘の驛を、今回は霞とともに走り抜ける。

遠く、青く輝く地平に、以前登った可也(かや)山が浮かび上がる。
唐津まで31kmとある。前原驛より先へ自転車で行くのは初だ。
唐津行きの始発が通り過ぎていく。

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加布里(かふり)神社があったので、立ち寄った。

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家を出て2時間。加布里灣が見えてきた。遠くに可也山。

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唐津行きの下り、福岡空港行きの登り列車が通り過ぎる。
今日は、本当なら、有給休暇を取って空港行きに乗る筈だったのだけど、どうしてこんな、。

出発して3時間。加布里、一貴山(いきさん)、筑前深江、大入(だいにゅう)の驛を通り過ぎて、ようやく福吉驛にたどり着いた。

福吉驛は福岡県糸島市にある。
旧糸島郡二丈町。
さすがに疲れ、近くのコンビニでパンを買って食べた。

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線路を渡って暫く走ると山が見えてきた。
今日の目的地だ。
別れ道で、まむし温泉の方へ進路を取る。

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上り坂を走っていく。
8時。浮嶽神社にたどり着いた。

長い歴史と威厳を感じる神社にて手を合わせる。

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※追記します。この花はシャガ(射干、著莪)、または胡蝶花というそうです。アヤメの仲間。

いよいよ登山。
子供の頃、小学六年の鍛錬遠足で登った、十坊(とんぼ)山と、それから浮嶽を縦走するつもり。
まずは白木峠を目指すが、案内板に従って登った先は藪。
間違えたかなと思い他の道を歩いたが、こちらも藪。鋪装されていて、ガードレールもあるのに。

無事たどり着けるか?

後篇に続きます。