東京ライブ2DAYS(後篇) | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所
1月22日。

泊まっていた新宿のホテルで、確か実に6時頃起きたのですが、外はこの日もあいにくの雨。
予定では朝から八王子まで足を伸ばして登山に行こうかと思ったのですが、取り止めることに。結局ホテルのサービスで見放題になってた映画を部屋で見、それから中野ブロードウェイを散策。

17時頃に、今回の会場で吉崎硝子さんのホームともいえるライブハウス代官山NOMADにたどり着きました。




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会場入りすると、久しぶり、本当に久しぶりにmixiマイミクでファン仲間の雲さんにお会いしました。
暫し雑談していると、まだ開演時間ではないのにステージに上がる人が。

ひなたなほこさんのセットリスト
ちょこっとチョコレート
悲劇的チーズケーキ
青春(あおはる)

ひなたさんは昨年の8月13日にライブ遠征して硝子さんを観に出かけた時、共演されてた方です。
あの日はキーボードのサポートが入り、まるで演技をするかのようなステージが印象に残っています。元は劇団所属の女優さんだったとのこと。

今回はA.ギターの弾き語り。
2月2日に初のワンマンライブを行うとのことでその宣伝を兼ねての出演とのことでした。




いよいよ開演。1番手は鍵盤弾き語りの山口菊野さん。
初めてお目に掛かりますが、自分は彼女のことをずっと以前、硝子さんと出会った4年半前頃から知っています。

山口菊野さんのセットリスト
下北レイン
こころキャンパス
青い鳥
スマイルくん

見上げれば
ピース

当時笛田さおりさんのファンで、福岡に居乍らも熱心に應援していた自分は、東京のファン仲間の琴丸さんと、mixiで知り合いました。
そんな彼がとくにイチオシされてたのが彼女で、当時よく曲を試聴させてもらい、ライブレポートも読ませてもらってました。

仕事の都合もあり、もう滅多にライブハウスへ来ることのなくなった琴丸さん。精力的にライブを観に出かけている雲さんを見ていると、当時の琴丸さんを思い出します。
久しぶりに会えるかなと思ったのですが、会場にはおられませんでした。
笛田さおり、吉崎硝子を熱心に聴いて、ふたりで應援してた当時のことをいろいろと思い出し乍らステージを観ました。




2番手は…誰だっけと、mixiの吉崎硝子コミュニティー管理人もやらせてもらっており、把握していた筈ですがド忘れ。
木下直子さんに似てますねと、ステージに立った方を見て雲さんがつぶやきます。
木下直子さんは、硝子さんの友人の音楽家で、以前硝子さんのライブを観に出かけた時たまたま遊びに来られていて、その時にお顔を拝見したことがありました。
曲も試聴したことがあり、いつかお会いしてみたかった音楽家のひとりですが、確かこの日は出演ではなかった筈。

木下直子さんのセットリスト
(タイトル不明)
(タイトル不明)
花曇りの空
(タイトル不明)
裏と表

生きとし生けるもの

鍵盤弾き語り。これは上手い。
他を圧倒するボーカル。以前試聴した時より何倍も良かった。
キョロさんもですが、硝子さんの友人はこんな個性的ですごい音楽家ばかり。それが刺激となって、硝子さんは音楽家として成長していったのだなと思いました。
MCによると、病気欠場の方に変わり急遽出演が決まったとのことでした。
3月1日に行われる硝子さんのワンマンライブにオープニングアクトとして出演されます。これはますますワンマン楽しみになってきました。




次はいよいよ硝子さんです。

吉崎硝子さんのセットリスト
ナイト*トレイン
弱虫
キミニサチアレ
君と僕の物語
クモに嫉妬
探している
足跡

満面の笑みを浮かべてキーボードに向かう硝子さん。
彼女は本当にステージでよいお顔をするようになりました。
圧倒的な歌唱の木下直子さんの次だと難しいのではと感じる。大丈夫か。

もう演奏前の仕草で分かってしまう1曲目は「ナイト*トレイン」。
手拍子で盛り上がりました。


次いで、勢いでうたいますと、前日も演奏された「弱虫」。

  弱虫毛虫 挟んで捨てろ 弱虫毛虫 潰してしまえ
  ろくな人生 送った記憶 ろくにないから 消してしまえ

ゆったりとしたメロディーに乗せて自身を蔑む冒頭詞の後、突然転調してロック風のアップテンポなメロディーに変わる、あまり演奏されない名曲。
力強く、自身の限界を引き出してうたうのであまり演奏してこなかったと前日のライブでおっしゃってました。
2009年8月20日。久しぶりに再会したライブで一度だけ聴いたことがありましたけど、あれとは全く違う。
緩急を上手く使い分けたボーカルに変貌しており、これはお見事でした。


  手遅れでも今君に伝えたかったことがあるよ

次もあまり演奏されない名曲「キミニサチアレ」。
2008年4月10日。すっかり硝子さんのファンになり、琴丸さんとふたり東京で合流して観に出かけたライブで初披露された曲。
あの頃のこと、いろいろと思い浮かびます。


次は「君と僕の物語」か、。

MCで、3月1日に行われるワンマンライブで、この曲に友人のアニメーション作家さんに制作してもらう動画を組み合わせたDVDを当日限定でプレゼントすると発表されました。

この曲は、この日記ではもう何度も紹介している、硝子さんの自宅近所で飼われていた猫さんを題材にした曲です。

お気に入りの場所~と、冒頭の詞をうたいはじめる硝子さん。
前3曲でみせた激しい感情は消え去り、この曲の時はとても優しい声になります。

そして、もう顔を上げられなくなってしまいました。
あり得ない量の涙が出ました。でも、バッグからハンカチを取り出す仕草すらもったいないと思い、あふれるまゝに、曲を感じました。
この曲は猫さんのこと、むかしのことをいろいろと思い出します。
この日はこんなセットリストが続きます。


「クモに嫉妬」。
あ~これうたうから、この日中野から新宿へ向かうとき電車遅れてたんだなって思いました(笑)。
この曲をうたう日は私や観客にナニかあると、おなじみのMC。
この日の硝子さん。最初にした心配をよそに、ベテランらしい見事な演奏ぶり。神演奏でした。
しかしもう顔を上げられず、このライブハウスの見事なライティングをほとんど見られませんでした。


昨年暮れに発表したばかりの新曲「探している」。
再び涙があふれ、もうナニやってんだか(笑)。MCでどんな話してたっけ、レポできない。

ラストは「足跡」。
ようやく顔を上げられました。もう次に来る時はハンカチ出しておかないといけないかも。
この曲も手拍子で盛り上がりました。
あまりのことにアンコール仕掛けてみたかったけど、さすがにトリではないので失礼だと思い、胸に秘めました。




トリは是方貴美子さん。
彼女も、前日にライブを観たキョロザワールドさんと同じく、2009年8月20日に遠征した時に硝子さんと共演されてた方です。
お会いするのはあの日以来。
ボーイッシュなボーカルと出で立ちが印象に残っています。
お父さまも音楽家、ギターリストのようです。

是方貴美子さんのセットリスト
一番星
赤い花
らりるレイニーディ
たんぽぽ
想い舞う
フライ(新曲)
緑の風

木下さんは何処か往年のニューミュージックのような印象。
硝子さんもやはりニューミュージック+曲によってはロック風。
是方さんの作品はジャズ寄りな雰囲気。
以前も印象に残った低いお声のボーカル。彼女もまた、格段に上手くなっていると感じました。

「フライ」は、以前書いた未発表曲。
この曲で初のコール&レスポンスを演ります!と少し緊張した顔。
これも見事にやり遂げました。




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ライブがはね、硝子さんやファンの方と談笑。
2月は、オープニングアクトも併せて自分史上最も多い8回もライブがありますと硝子さん。
3月1日にこのライブハウスで行われるワンマンライブの宣伝も兼ねているようです。
そのワンマンライブのチケットを購入させてもらいました。木下さんにもまた会えますね。

ライブは、やってきて演奏して、それで終わりじゃない。
この前日のように急に決まるライブもありますが、基本的には演目を考え、たくさん練習して声を作り、フライヤーを印刷し、ブログで紹介。
他の方も皆、ひとつひとつ丁寧に時間を掛けておられます。

自分はそんな硝子さんの見えない努力に應えたいです。

硝子さんと握手。

また会いましょう。




3月1日。
吉崎硝子ワンマンライブ「境界線はどこですか?」開催決定!

@ライブハウス代官山NOMAD
東京都渋谷区猿楽町3-9 アベニューサイド代官山3F
TEL/FAX 03-3770-3723

19時開場、19時半開演
チケット前売り\2,500(当日\2,800)+1drink\500




翌日12時の便で福岡へ戻りました。
飛行機の窓から琵琶湖が見えてきれいでした。

ではまた。

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