理映子ワンマンライブレポート | 若宮桂のブログ・空と海がぶつかる場所
吉崎硝子さんのワンマンライブを観て、日本橋のホテルへチェックインして爆眠。
翌17日のお昼前の便で福岡へ戻りました。

次は地元福岡で理映子さんの初自主企画ワンマンライブです。

思い出すのは昨年10月2日。
福岡の音楽のお祭り、ミュージックシティ天神を観に行く前日に出演者の曲を順番に試聴していて、彼女のボーカルのあまりの見事さに思わず聴き入ってしまったこと。

翌3日のライブでの彼女の気さくで、まるで垣根を感じさせない印象。

思い出すのは3月12日。
東日本大震災の翌日に行われたレコ発ライブ。晴れの舞台であった筈のステージで触れた、彼女の涙と、その心からの優しさ。


理映子ワンマンライブ rieco's Dream Lights~Aloha X'mas~!!

(前半セットリスト)
ピオラニ・マナによるフラダンス
Vanilla sky
Never land
星くずドラゴン
Crazier
虹を(照屋実穂のカバー)

(後半セットリスト)
上を向いて歩こう(坂本九のカバー)

Freeway
Runner(新曲)
Sally
ひまわり(新曲)
Hopecy Rayle

(アンコール)
All I Want for Christmas Is You(Mariah Careyのカバー)


一度帰宅し、自転車で会場へ。途中の花屋でポインセチアを。

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今回の会場は、百道(ももち)浜から海上へ突き出しているウォーターフロント、マリゾンにあるカフェ&レストランTHE BEACH。
リハの音を聴き乍ら、濱辺を歩いてみました
博多灣中央にあり、何度かフェリーで訪れた能古島(のこのしま)が大きく見えます。
2009年に石野田奈津代さんのイベントライブを観に出かけた福岡タワーは、このすぐ裏。
9月に小田和正さんのライブを観たヤフードームもこの近くにあります。

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底冷えのするなか待っていると、ようやく開場。
椅子はなく(というよりカフェなので椅子が足りない?)、オールスタンディングのようです。
ドリンクは後で頼もうと思い、前の方でなんとなく待っていると、観客はどんどん入ってきて、目算ですが100人以上はおられたかもしれません。
理映子さんがこの1年、イベントのフリーライブで蒔いてきた種が実を結んだんだなと思いました。

赤い物を身に着けている人にちょっとしたプレゼント。
自分はたまたま赤いセーターを着ていたので、理映子さんの飼い猫、カプリのシルエットのバッジをもらいました。

理映子さんがステージに現れ、後方の人が見にくいからと、観客に坐るように促します。
そういえば彼女のライブを初めて観た晩も、疲れてしまって坐って観てたな、なんて思い出します。

まずは理映子さんから挨拶と謝意、それからオープニングアクトとして、フラダンスグループ「ピオラニ・マナ」が紹介されました。
今回のライブのテーマは、彼女がお好きだというハワイのイメージだそうです。

まずはフラダンスを2曲。女性4人と、中央に黒目がちな瞳が愛らしいちいさい女の子。
なるほどこんな寒い日でもそこだけハワイのような気持ちになりますね。
1曲目を終えると女の子は客席のおかあさんの膝へ。

次はいよいよ理映子さん。
理映子バンドもフルメンバーな上、今回はコーラスの女性も加わっていました。

明るく快活な「Vanilla sky」。震災翌日のライブで一度だけ聴かせてもらい、もう一度聴いてみたかった新曲「Never land」。
やはり、音が良い。
スピーカーは、JBLのが2組で、なかなかよく鳴っています。いつものライブの音とは比べ物にならない。
バンドのメンバーも、気合、気迫が違う。彼等も普段以上で、ものすごいステージです。

  大地に光を 果てしない夢を 太陽にキスを 変わらぬ瞳を

4曲を終え、リハを聴いていてとくに印象深かった「虹を」。
これは、映画フラガールのテーマソングをカバーしたものだそうで、初めて聴きますがとても印象強い曲でした。
確かピオラニ・マナのフラダンスとともに、演奏されました。
映画も、ちょっと観てみたくなります。

前半を終え、プレゼントコーナーへ。なんと、版権の都合で販売できない「上を向いて歩こう」等が収録されたCDRが僅か5人の方へ贈られるようです。
ドラムスのファンファーレとともに、チケットの半券が入った籠から理映子さんが5枚を取り出します。残念乍ら自分は選ばれませんでした。

理映子さんとバンドのメンバーが舞台袖へ下がり、ベースのベンジャミンさんから、少々緊張した様子で入り口で配られたコネクティングカードの説明を受けました。そして暫しの休憩。


後半スタートです。
まずは理映子さんの弾き語りで「上を向いて歩こう」、そして「雨」。
「上を向いて歩こう」は、今回はフルコーラスバージョンでゆっくりと聴くことができました。CDR盤聴いてみたいな。
この2曲は、やはりあの日の思いが籠った絶唱を思い出します。

ドラムスのパンテーン中嶋さん、ギターの松田宰さん、ベースのベンジャミンさん、キーボードの緒方みなみさん、コーラスのCHIELAさん。
彼女が心から信頼を寄せるバンドメンバーをひとりひとり紹介し、呼び戻す理映子さん。
次はハワイを旅した経験から完成したと聞いたことがある「Freeway」。
そして初めて聴く新曲の「Runner」。

月に一度東京のライブハウスへ遠征している彼女。
福岡のミュージシャンは、地元で評価が高まると、東京や大阪へ出て行く。出て行ってしまう。イノトモさんも、堀江里沙さんも、今は東京暮らし。
彼女もいつか出て行くのかな。
出て行くにしても、それは笑って送り出さなくてはならない。それが彼女の為だ。そして戻ってきたら、お帰りと笑って受け入れようか。

彼女自身への應援歌のような新曲「ひまわり」を終え、ラストはクリスマスソング「Hopecy Rayle」。

アンコールは、明るく終わりたいと再びフラダンスを交え、マライアキャリーのクリスマスソングを熱唱。
熱い、ステージは、終わりました。


会場の売店で過去に制作されたCDとCDRに加え、「Vanilla sky」と「Sally」が新たに収録されたCDRと、先ほどのバッジ(4種)等も販売されました。

CDRと、会場で配られていたポスターにサインをしてもらいました。バンドメンバー全員にサインしてもらえばよかったなと、ちょっと後悔中。
会場の後方は思いのほか寒い。その寒い場所で理映子さんたくさんの観客にサインしてお話しされていました。

名残り惜しいですが、これで。

また会いましょうね。

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