20代半ばの時に働いてた某スーパー。
の、正社員だった人の話。(わてはパート)
一応正社員には社員寮があるんですが、女子寮は2DKのマンションを女子2人でシェアしてました。
社員寮は会社がいくらか家賃補助をだしてたので家賃が安い。。。はずなのだけど、
2DKのアパートを女子2人が使ってて家賃をそれぞれの子から3万くらい取ってたらしく、そこが地元だった私は彼女の家に遊びに行った時に「こんな古くて狭くてクソぼろい部屋、相場的に3万×2人で6万ってぼったくりちゃうの?」と思うような金額設定だったので絶対会社から家賃補助なんたか出てへんやろと思ってました。
そのうちの一人の女子社員が同室の子と気が合わなかったのか、狭い部屋がいやだったのか1人で暮らすと言い出しまして。
で、彼女が決めてきたのは繁華街のレストランだか居酒屋だかの隣の家(マンション)。
酒の入った客のデカい声と、時々聞こえるカラオケ(しかも深夜まで続く)という、あまり環境のよくないところに住むことを決めました。
会社からも近く、なんと家賃は相場の半分以下。
「私、多少うるさくても寝れるし、社員寮と同じくらいの金額(3万円台)で借りれるからここに決めちゃった!」
カラオケ聞こえるような環境だから家賃安いのかな?と思いましたが、彼女の新居は壁紙も全替えしてあって最新の調理器具がついてたりでどう考えても3万円台で借りれる部屋じゃなかったので私、ちょとびびりました。
「ここって新築やないよね?」
「うん。新築やないけど壁紙全部新品にしてくれたし、あたしが言った要求全部飲んでくれたで。なにしろ事故物件やからそうでもせんと人が入らへんのやろうね。
あたし、別に幽霊とか信じひんし、超ラッキー!」
じ…こ…ぶっ…け…ん
まあ、私もこれだけ霊体験してながら幽霊とか信じてないので、あの狭い汚い部屋に3万出して窮屈に過ごすなら事故物件でものびのびして暮らすほうが良いかもね、とかテキトー言うてましたわ。
彼女が事故物件に引っ越してしばらく後。
なんか彼女がすごく怒りっぽくなってる……。
「どうしたん?」と聞くか聞かないかの一瞬で「毎日毎日隣の居酒屋のバイトが仕事終わりに休憩室にたまって大声で話しよんねん。それも夜中じゅうずっと!気になって寝られへん!」
「うわーそれいややなあ。カラオケとかもあるし、「多少」のうるささやないもんなあ。
管理会社から言ってもらったら?」
「いやもう何回も店に直接行って言ってるんよ。バイトたちには注意しときますって言ってくれるんやけど、若そうなバイトやし、そんなん聞かんやん。もうイライラして!」
「まあそれはそうやろうなあ。バイト終わりってうちらでもよくベンチで座って喋ってるもんなあwでもそれ夜中ずっとはきついなあ。」
「そうやねん!もう腹立つから、明日休みやし現場押さえたろうと思って。」(社員はシフト制)
現場を押さえる、とは、ずっと家に居て声が聞こえたら飛んで行って本人たちに直接文句を言う、ということらしかったです。
なかなかアグレッシブですなw
そして、その休みが明けて次に彼女が出勤してきた時。
なんだか元気がなくなってるんですよ。
「どうしたん?」
「あのさあ……聞いてくれる?」
ええ、聞きますとも聞きますとも。
「昨日、部屋に居たらまた騒ぎ始めたからさ!
すぐ居酒屋の店長に言って休憩室に連れていってもらったんよ。
店長、「全員店に出てるから今は休憩室には誰も居ないんですよね……」
って言いながら休憩室の鍵開けてもらったら誰もおらんの。」
……ひぇっ……
「一回自分の部屋に戻るから、誰も入って来んか見てて!」
と、店長に言って部屋に戻った彼女。
青ざめた顔色で戻ってきます。
やっぱり声がする、らしい。
私はその場に居なかったんですが、友達を店長と一緒に残して様子を見てもらっていたので、休憩室には誰も居ないことは証明されてます。
彼女、すぐ引っ越しましたwww
(霊が怖くてじゃないくて、文句言っても静かにならないから寝不足になるので)
家賃が安すぎる物件はヤバいですねw
私も小学生時代は3LDKの一戸建て借家に住んでたんですけど、当時築50年くらいのくっそボロ家で、そりゃもういろいろありました。
夜中に血まみれの生首が浮いてたりとか、天井裏から数十人がぼそぼそ話してる声が聞こえたりとか、姉は窓の外を白い布みたいのがビュンビュン飛んでたと言ってたし、私の見るものと姉の見るもののクォリティのあまりの差が笑えましたねw
声は姉も聞こえてたみたいです。
まあ兄もちっさいおっさん見たことあると言ってましたし、あのクソボロ家、絶対なんか居たと確信していますw
→現実には白アリがたくさん居たwそして白アリが幽霊よりずっと怖かったwww