遥か昔のことですが。
スーパーと言っても4階建のけっこう大きなスーパーで、家電売り場や家具売り場もあります。
そうすると発生するのが、盗んだり偽造したりしたクレジットカードでの買い物。
つまり詐欺ですね。
この詐欺犯に嫌がらせするのが大好きでしたwww
まあ詐欺と言っても、(たぶん)暴力団とかから渡されたカードを使って買い物をして来いという指令に従ってるだけなんでしょうが、毎日レジばっかりやってるとこの詐欺犯を見分けられるようになります。
だってあからさまに挙動不審なんだものwww
もう判りやすくビクビクしてる人とか。
ばかでかいテレビ(売り場で一番高価)を何台もいっぺんに買おうとするとか。
この、テレビを買って行った人はすごかったです。
こっちも嫌がらせで会話を始めるんですが、全く動じませんでした。
「こんな大きいテレビ3台も買うんですか?大きなおうちなんですね!」
「ええ、まあ。」
「配達しますよね?」
「いえ、持ち帰ります。」
「え?こんな大きいの持って帰るんですか?すごい重いですよ?」
「はい」
「台車要ります?お車ですか?良かったら駐車場までお持ちしましょうか?」
「要りません。早くレジしてください。(冷静な口調)」
まあ、こういう場合、話を長引かせるのは防犯カメラに不審人物の顔を残したいからなんですけどね。
ただの買い子なんだろうけど、気分的に。
実際にカード会社からどんな人相だったか後から聞かれることもありますし。
他には、見た目完全に外国人女性なのにカード名義が日本語の男性名。
もうこんなん盗んだか偽造したかしかないじゃないですかw
外国人だから名前が男っぽいとか判んなかったんでしょうね。
私がまじまじとカードを眺めまわしてたらものごっつキョドり始めてw
「何かおかしいですか?(震え)」
「えーと、これ、ご本人様のカードですか?」
「ニホンゴワカリマセン」
「これはあなたのカードですか?」
「そうです。」
「家族の人のカードですか?」
「違います。私のです。」
日本語判っとるやないか。
「あなたのカードなら、カードの裏にサインしてください。
サインのないカードは使えません。」
(事実だけど、普通の客にはこんなメンドクサイこと言わない)
「家、帰ったら書きます。」
「いや、サインがなかったら使えませんから。はい。ペンどうぞ。」
油性マジック渡したったwww
この人、半泣きで油性ペンでサインしましたw
はい。これでこのカードはもう他の人は使えませんw
元締めに怒られただろうなあ。
換金目的なら大きい買い物するでしょうし、そうなるとサイン必要ですからね。(当時は。今は暗唱番号入力でサイン回避できますよね。)
つーか、サイン拒否して「もういいです!」とかって逆ギレ装って逃げちゃえばいいのに、と、嫌がらせしたほうのくせに思いましたけど。
けっこう治安の悪い店でしたよw
化粧品売り場ではSKⅡを在庫全部(20万円分くらい)盗まれたりとか。
これは古典的な方法で、1人は店員に商品の説明を求め、あれ見せて、これ見せてと言って在庫の棚の鍵を開けさせます。
熱心に説明を聞くふりをしていろいろ質問をします。
で、その隙に店員の背後でもう1人が在庫をごっそり盗む、って手口。
その時説明をしていたバイトちゃん、「自分のせいだ」ってすごく泣いてました。
キミのせいじゃない。そんな高価な化粧品を扱う売り場にバイト1人しか配置してない店が悪いのだ。
あとは万引き犯を捕まえようとしたら回し蹴り食らった私服警備員とかwww(むろん犯人には逃げられた)
いやあ、今思い出したらなかなかスリリングな職場だったなあ。
もうこんな直接対決できないだろうなあ。