津八幡宮


伊勢国安濃郡
三重県津市藤方2339
(北に隣接する結城神社に大型P有り)

■旧社格
県社

■祭神
応神天皇
神功皇后
[配祀] 住吉大神 藤堂高虎公


「伊勢街道」のすぐ側、海岸近くの津市「藤方」に鎮座する社。北側に隣接して別格官弊社 結城神社が鎮座しています。

◎かつて一帯は樹叢に覆われていましたが、当社神域の北半分に結城神社を造営、南半分に当社が収まっています。現在は「結城の森」と称されています。

◎創建は社伝によると、建武年中(1334~1338年)に山城国綴喜郡の石清水八幡宮より勧請したとのこと。これが伊勢国内で初めての八幡社であったと伝わります。

当初は西方1km足らずの「千歳山」(津市垂水)に創建されたようです(現在の石水博物館辺りとされる)。これを寛永九年(1632年)に藤堂高次公(二代目津藩主)により、当地に遷座されたとのこと。ちなみに津藩の初代藩主はご祭神にみえる藤堂高虎公(十代目津藩主)。また結城神社は津藩主の藤堂高兌公(トウドウタカサワコウ)により文政七年(1824年)に創建されています。

◎当社の祭礼である「津まつり」が盛大に行われているようです。藤堂高次公が当社を津の町の総鎮守に定め、奉仕のために「八幡町」を設置(西へ200mほどの地)。その後、八幡町を始めた各町に祭礼を執り行うように推奨したのが始まりと伝わります(下部に案内板を写した写真あり)



表参道


こちらは西側からの参道。「八幡町」側に設けられているようです。結城神社の駐車場からは、こちらの方が近くなります。




伊勢国に多く見られる山神の合祀。






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