☆ 神武天皇聖蹟 雄水門顕彰碑
和泉国日根郡
大阪府泉南市男里7-35 (「天神の森」内)
(駐車スペース有り)
全国に19箇所あるという「神武天皇聖蹟顕彰碑」。昭和十五年に文部省が「紀元二千六百年祝典」の一環として建てたもの。
「孔舎衛坂(くさのへのさか)」で皇軍は長髄彦軍に敗れ、神日本磐余彦(カムヤマトイワレヒコ、神武天皇)の長兄、五瀬命(イツセノミコト)は深い傷を負いました。その後、紀伊半島をぐるりと周り熊野から上陸しますが、五瀬命は途中で薨去します。
その地は、紀では「雄水門(おのみなと)」、記では「男水門(おのみなと)」と記されます。
推定地は当地と、紀伊国名草郡の「神武天皇聖蹟男水門顕彰碑」の辺り(水門吹上神社境内)。
碑文は以下の通り。
━━神武天皇戊午年五月 皇軍ヲ率ヰテ茅渟山城水門ニ至リ給ヘリ 時ニ皇兄 五瀬命 矢瘡ノ痛甚シク 劔ヲ撫シテ雄誥遊バサレシニ因リ 時人其ノ處ヲ雄水門ト稱セリ
聖蹟ハ此ノ地附近ナリト傳ヘラル━━
一帯は「天神の森」として整備されています。入口の鳥居(北東方向)から車で進入可。
右手に見えるのが浜宮。奥に小さく見える赤い車の横に当史跡があります。
車はどこにでも停められます。