[大和国葛上郡] 高鴨神社

阿遲鉏高日子根神を祀る






【古事記神話】本文 
(~その80 大國主神の系譜)






背中痛が再発しておりまして…
(腹痛も併発)

今回は過去最高に酷い状態なのかも。


3/7から痛み始め、
記事を起こしている3/23現在に至っても痛みが収まらない…。

これだけ続くのは初めてのこと。

昨晩は過去一に近いくらいの痛みを発症し、
何度か救急車を呼ぼうかと。

今日は小康状態。
峠は越えたのかな?


本来なら10日ほど先くらいまで
記事作成しておきたいところなのですが…。


故に此の大國主神 胸形奥津宮に坐す多紀理比賣命を娶りて生みし子は阿遲 [二字以て音] 鉏高日子根神 次に妹 高比賣命 亦たの名 下光比賣命 此の阿遲鉏高日子根神は今 迦毛大御神と謂ふ也 大國主神亦た神屋楯比賣命を娶りて生みし子は事代主神 亦た八嶋牟遲神の女 [牟自り下三字以て音] 鳥取神を娶りて生みし子 鳥鳴海神 [鳴の訓みは那留と云ふ] 此の神 日名照額田毘道男伊許知邇神 [田下毘 又伊自り下邇に至り皆以て音] を娶りて生みし子 國忍富神 此の神 葦那陀迦神 [那自り下三字以て音] 亦たの名 八河江比賣を娶りて生みし子 連甕之多氣佐波夜遲奴美神 [多自り下八字以て音] 此の神 天之甕主神の女 前玉比賣を娶りて生みし子 甕主日子神 此の神 淤加美神の女 比那良志毘賣 [此の神名以て音] を娶りて生みし子 多比理岐志麻美神 [此の神の名以て音] 此の神 比比羅木之其花麻豆美の神の女 [木上三字花下三字以て音] 活玉前玉比賣神を娶りて生みし子 美呂波神 [美呂二字以て音] 此の神 敷山主之神の女 青沼馬沼押比賣を娶りて生みし子 布忍富鳥鳴海神 此の神 若昼女神を娶りて生みし子 天日腹大科度美神 [度美二字以て音] 此の神 天狹霧神の女 遠津待根神を娶りて生みし子 遠津山岬多良斯神 右の件 八嶋士奴美神以て下 遠津山岬帶神以て前 十七世神と稱ふ


【大意】
大國主神の子孫は以下の通り。

大國主神
 ↓(胸形奥津宮坐多紀理比賣命)
(兄)阿遲鉏高日子根神(アヂスキタカヒコネノカミ、別名/迦毛大御神)
(妹)高比賣命(別名/下光比賣命・シタテルヒメノミコト)

大國主神
 ↓(神屋楯比賣命)
事代主神

大國主神
 ↓(八嶋牟遲神の女 鳥取神)
鳥鳴海神
 ↓(日名照額田毘道男伊許知邇神*)
國忍富神
 ↓(葦那陀迦神 別名/八河江比賣)
連甕之多氣佐波夜遲奴美神(ツラミカノタケサハヤヂヌミノカミ)
 ↓(天之甕主神の女 前玉比賣)
甕主日子神
 ↓(淤加美神の女 比那良志毘賣)
多比理岐志麻美神
 ↓(比比羅木之其花麻豆美の神の女 活玉前玉比賣神)
美呂波神
 ↓(敷山主之神の女 青沼馬沼押比賣)
布忍富鳥鳴海神
 ↓(若昼女神)
天日腹大科度美神
 ↓(天狹霧神の女 遠津待根神)
遠津山岬多良斯神

*日名照額田毘道男伊許知邇神の訓みは「ヒナテリヌカタビチヲイコチニノカミ」

以上の八嶋士奴美神から遠津山岬帶神までを「十七世神」と言います。


【補足】
◎「古事記」ではお馴染みの系譜の羅列。なんと9代先まで記されています。「十七世神」を紹介したいがために列記したのでしょうか。

◎特記事項としては1点だけ。
高比賣命つまり高照姫の別名を下光比賣命(下照姫)としていますが、別神であることを突き止めました。神名記事にて詳述しています。

そして阿遲鉏高日子根神の妹は下光比賣命(下照姫)であり、高比賣命(高照姫)は事代主神の妹。




[大和国葛下郡] 棚機神社
下照姫を祀ると考えられ、境内には墓所という伝承も。




今回はここまで。

本来は出雲や伯耆に於いてのゆかりのお社の写真を載せたいところですが…

余生を終えるまでには参拝しておきたいですね…。


*誤字・脱字・誤記等無きよう努めますが、もし発見されました際はご指摘頂けますとさいわいです。