☆ 室ネコ塚古墳 (室宮山古墳 陪塚)



大和国葛上郡
奈良県御所市室
(室宮山古墳の国道309号線を挟んだ道沿い)
(P無し、駐車は下部写真参照)



葛城襲津彦または武内宿禰の墳墓とされる、全長238mの巨大前方後円墳「室宮山古墳」の陪塚と考えられています。

場所は室宮山古墳の周濠の外堤に乗るような位置。近親者が埋葬されているのではないかと。

規模は一辺60~70m(資料により差異有り)と全国第4位の方墳。陪塚としては破格の規模。
墳頂部には結晶片岩が散乱、竪穴式石室であろうとされます。

ネット管見資料によれば、
「刀剣類、鉄鏃、三角板革綴短甲(5世紀前半代を中心に制作された短甲)、頸甲(あかべよろい)などが出土していることから、被葬者は武具の管理者だったのではないかと推測する人もいます」とのこと。

葛城襲津彦は朝鮮半島との外交・軍事上の重要人物。武具の管理者が殉死したのではないかとも。


国道309号線から室宮山古墳へ南へ曲がったすぐの池の畔に停め置き、室宮山古墳と当古墳を拝しました。

この階段は農家の方が作られたもの。墳丘は農家の所有地であり耕作もされているため、配慮が必要。

墳丘頂は現在は耕作されていません。


墳丘頂から西を。向かって左手は「高天山(金剛山)」、右手は「大和葛城山」。

画像はWikiより拝借。大きな前方後円墳が室宮山古墳

墳丘頂から室宮山古墳を。



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