(2022年1月11日撮影)



☆ 橿原市曽我町 京奈和道敷設前 発掘調査



「京奈和道」は現在、「橿原高田IC」~「橿原北IC」が途切れて「橿原バイパス」となっていますが、急速に工事開始中。

側道の脇部分で工事着手前の発掘調査が、昨年末より行われていました。

どうやら2023年1月11日で調査は終了。
12日は上空をヘリコプターが数台、飛び交っていました。

この辺りはかつての忌部氏の本貫地とされます。南方600mほどに氏神である天太玉命神社が鎮座します。

しかも当遺跡のすぐ南側には、謎だらけの式内大社 天高市神社が鎮座します。忌部氏が何らかの関わりを持っていたものと考えています。

40数年前、「橿原バイパス」敷設工事の際に、祭祀用具の勾玉や管玉など、トラック20台分、80万点という夥しい量が出土しました(「曽我遺跡」)。

さすが忌部氏…。
桁が違う…。

忌部氏は5世紀から6世紀にかけて、阿波国より移住。そして中央において地位を確立した忌部氏もありました。その後は衰退しますが。

今回も大変な成果があったであろうことは容易に想像できます。
記者発表が楽しみで仕方ありません。


発掘現場は赤三角の印をつけた辺り。

2023年1月11日の様子。調査は終了し、櫓を組んで撮影が行われていました。

(2022年 12/5撮影)


*誤字・脱字・誤記等無きよう努めますが、もし発見されました際はご指摘頂けますとさいわいです。