☆ 椿井井戸 (平群町椿井)



大和国平群郡
奈良県生駒郡平群町椿井



南北に連なる「矢田丘陵」の平群側(西側)の山裾に鎮座する椿井春日神社の側にある井戸。間に常念寺という仏教施設が挟まっています。

概要は下部に掲載する案内板を写した写真にて割愛します。

物部守屋征伐は「丁未の乱」と称され、用明天皇二年(587年)に起こった戦い。病に伏し仏法を信奉したいとした天皇に対し、仏教受容の可否を巡り戦となったもの。

河内の「阿都」へ退いたとあり、戦場推定地には物部守屋墓などがあります。また近くには守屋の館跡と推定される澁川神社も鎮座。当地平群は飛鳥あるいは斑鳩からの中間地点。

椿井春日神社掲出の縁起においては、平群氏34代直広隅が壬申の乱に鈴鹿からの出陣に先立ち神前の井戸に椿の木を挿し戦勝祈願したとあります(椿大神社の社名由来譚)。



こちらは椿井春日神社。この石段前の社前道路を30mほど南へ下ったところに当史跡。